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カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

今さらながら齋藤孝氏の「三色ボールペンで読む日本語」を読んでみた

今さらながら齋藤孝氏の「三色ボールペンで読む日本語」を読んでみた。 齋藤 孝氏の本 齋藤孝氏の本と聞くと、「粗製乱造」という言葉が思い浮かぶ人も多いだろう。もちろんワタクシのその1人だ。 読んでいると「これ、1ページですむ話じゃないのか?」とか…

監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略

「監督・選手が変わってもなぜ強い? 北海道日本ハムファイターズのチーム戦略」を読んだ。 いい球団、いいチームにはワケがある 何気なく読み始めたのだが、これは良書ですなあ!素晴らしい内容だ。 著者は藤井純一氏、ファイターズの元球団社長である。いか…

スタン・ハンセン「日は、また昇る。THE SUN ALSO RISES」その2

前回にひきつづき、スタン・ハンセン「日は、また昇る。THE SUN ALSO RISES」の話である。今回はプロレス的な面で語ってみよう。 スタン・ハンセン スタン・ハンセンは2000年に引退したが、今なお記憶に強く残っているプロレスラーだ。全盛期は凄まじい強さ…

スタン・ハンセン「日は、また昇る。 THE SUN ALSO RISES」を読んだ

スタン・ハンセン「日は、また昇る。 THE SUN ALSO RISES」を読んだ。人として素晴らしすぎるだろ、ハンセン・・・と思ってしまった。 なんという人格者 この本は、2000年に引退したプロレスラー、スタン・ハンセンによるものだが、人として大切なことがつま…

本を読むリズム

端末で小説を読むことにすっかり慣れた。 最初は、紙の本と比べてずいぶん読みにくいなあと思っていたが、いったん慣れてしまえば便利なことばかりだ。 読むリズムが違う ワタクシが電子書籍の小説を読むのになかなか慣れなかったのは、リズムの違いだ。 紙…

電子書籍で大判の本を買ってみた

先日、電子書籍を買ってみた。Kindle本である。 最初は紙の本を買おうと思っていたのだが、近隣の書店をまわってもみつからなかったので電子書籍にしたわけだ。 電子書籍 最初に、紙の本のほうを探していた理由は、大判の本だったからだ。 電子書籍は、文庫…

1冊の「ふせんノート」で人生は、はかどる

先日、図書館でこんな本をみかけたので読んでみたが、これはひどい・・・。 タイトルからして貼り合せ・・・というか、語呂悪いな、おい! 1冊の「ふせんノート」で人生は、はかどる どうみても地雷という感じだったが、せっかくなのでそのまま図書館で読ん…

ふせんはのりが残るので、本によくない

以前、ふせんはのりが残るので、本にはよくないという話を聞いたことがある。 「え、そうなの!?」と思ったが、長い間、ふせんを貼りっぱなしだった本から剥がしてみると確かにぺたぺたする。 それを知って以来、ワタクシは貼る本を選ぶようになった。 ふせ…

読んでみると実はむずかしくない

前回、前々回と、ワタクシが読んだ「孫子」本について書いた。 どちらも散々な内容だったが、パッとみた感じは「わかりやすく学べそう」と思わせてくれる。 だが、そういった本は、実は遠回りと言うものも多い。今回はそんな話だ。 読んでみるとむずかしくな…

これもひどい・・・田口圭史「超訳 孫子の兵法」

先日、散々な内容の「孫子」本にあたってしまった話を書いたが、怖いものみたさで別の本も見てみた。読んでみたのはこれだ。 超訳 孫子の兵法 まさに見えている地雷といえよう「超訳」本である。ブックオフで108円だったので手にしてみたわけだが、ワタクシ…

これはひどい・・・。守屋淳「最高の戦略教科書 孫子」

守屋淳「最高の戦略教科書 孫子」を読んだ。なんとなく手にとってみたのだが、これはひどい・・・。 めちゃくちゃな1冊 「最高の戦略教科書 孫子」は2014年発売の本だが、まったく持ってひどい1冊だ。 第一部では、孫子の言葉を解説していくのだが、解釈の仕…

雑誌読み放題サービス

なんとなく捨てられなかった雑誌が、Kindle unlimitedにあった。おお、これはチャンスだ。 ラインナップが変わった際に消える可能性もあるが、たまにしか見ない本だし、これを機に一気に捨ててしまってもいいかもしれない。 電子化しようと思っていた その雑…

アナウンサーや解説は、応援ではなくちゃんと伝えてくれ

前回のつづきである。これはプロ野球だけではないが、ワタクシがスポーツ中継をみていて不満に感じることがある。それはアナウンサーと解説者だ。 応援ではなくちゃんと伝えてくれ 目立ちたいのかなんなのか知らないが、アナウンサーはきちんと状況を伝えて…

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

前回のつづきである。「野村の遺言」を読んでワタクシがプロ野球に思ったことだ。 野村の遺言 作者: 野村克也 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/09/26 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る ワタクシは、今ではまったく見なくなってしまったが…

野村克也「野村の遺言」

「野村の遺言」を読んだ。野村克也氏の本である。 野村の遺言 タイトルを見た時は「ノムさんに何かあったのか?」と思ってしまったが、そんなことはちっともなく、中身はいつものノムさん本である。 野村克也氏が、今のプロ野球に言いたいことを書いた本だ。…

読みやすさのために捨てたものは、本当にいらないものなのだろうか

前回の記事のつづきである。 白衣の女を読み始めて思ったのは、わかりやすいだけの本に慣れてしまうと、ちゃんと本を読めなくなってしまうのではないかということだった。 昨今の日本の小説は、わかりやすさ第一ですらすらと読めるものが多い。 「そのほうが…

わかりやすい本だけでいいのだろうか

先日読んだ「白衣の女」が大変に面白く、数日たっても、まだ興奮しっぱなしだ。 白衣の女 (上) (岩波文庫) 作者: ウィルキー・コリンズ,中島賢二 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1996/03/18 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 95回 この商品を含むブロ…

基礎をある程度知ったら、自分の形を作るほうが早い

昨年末に、部屋を片づけて以来、きれいな状態をキープしている。 実際に片づけてみて思ったが、片づけの基礎(?)みたいなものをある程度知ったら、あとは自分の形を作るほうが早いように思う。 何が大切なのか たとえば自己啓発書のレビューなんかを見ると…

『ユニクロ帝国の光と影』著者の渾身レポート ユニクロ潜入一年 を読んだ。

『ユニクロ帝国の光と影』著者の渾身レポート ユニクロ潜入一年 を読んだ。 『ユニクロ帝国の光と影』著者の渾身レポート ユニクロ潜入一年 先に言っておくと、この本は電子書籍である。「文春e-Books」として出ているので紙の本ではない。 週刊文春に連載さ…

面白すぎて一気読み!ウィルキー・コリンズ「白衣の女」

先日、このブログで紹介した「白衣の女」を読了した。ゆっくり読もうと思っていたのだが、あまりの面白さに一気読みしてしまった。 白衣の女 白衣の女(びゃくえのおんな)は、ウィルキー・コリンズによって書かれたミステリ小説である。 1859年に雑誌で連載…

「1984年のUWF」と前田日明氏について

前回の続きである。「1984年のUWF」を読んだという話&前田日明氏について話だ。 フィルターがかからなくなった これはプロレスに限らないが、ワタクシは寡黙なイメージのほうが幻想を保てるように思う。 ファンとは勝手なもので、勝手に想像を膨らませて、…

「1984年のUWF」を読んだ

「1984年のUWF」を読んだ。 これは強烈な1冊だなあ。 前田目線からではないUWF これまでUWFは、前田日明氏の発言をもとに語られることが多かったが、この本は強烈だ。 前田目線ではないUWFは、実はこんなふうだった―と、様々な検証がされているのだ。これは…

ウィルキー・コリンズ「白衣の女」とか、最近読んでいる本

今日はワタクシが最近読んでいる本を書いてみよう。 ウィルキー・コリンズ「白衣の女」 まずは、ウィルキー・コリンズの「白衣の女」だ。 はくいのおんなではなく、「びゃくえのおんな」と読む。ウィルキー・コリンズによる伝説的作品だ。ジャンルとしてはミ…

ドストエフスキーの「白痴」と「悪霊」

さて、ドストエフスキーの「白痴」と「悪霊」である。どう調達しようか迷っている。 ネットでは買わない ワタクシはAmazonのプライム会員なので、注文すれば翌日には届くのだが、今回はネットでは買わないと決めている。 なぜなら、おそらくワタクシのクジ運…

この表紙はどうなのか

ワタクシは小説を読むのが好きだが、表紙のデザインも気になるタイプだ。 あきらかに作品のイメージに合っていないものや、「私の個性を出しました」的な表紙はどうにも苦手である。 この表紙はどうなのか たとえば、これなんかはかなり強烈だ。 子供向けで…

「罪と罰」を再び読みはじめる

ドストエフスキーの「罪と罰」を再読しはじめた。 カラマーゾフの兄弟が抜群に面白かったので、今度は「白痴」か「悪霊」を読もうと思っていたのだが、そこは田舎の悲しいところである。 近隣の書店をみても、中途半端にしか置いていないのである。上巻だけ…

何これ、外道すぎて面白い!逢坂剛「兇弾」

逢坂剛「兇弾」を読んだ。 兇弾 兇弾は、目的のためなら手段を選ばない外道警察官・禿鷹(ハゲタカ)シリーズの第5弾である。 警察モノの小説は、警察の闇を書いたものが多いが、これはかなり強烈だ。幹部も腐っているが、ほかの警察官も見事に腐っている(…

「カラマーゾフの兄弟」を読みきるためにした工夫

昨日は、「カラマーゾフの兄弟」を読了した旨を書いた。 挫折する人も多いと言われる「カラマーゾフの兄弟」だが、今回は、ワタクシなりに読みきるためにした工夫を紹介しようと思う。 あせらない とにもかくにも、これである。カラマーゾフの兄弟は大作だ。…

カラマーゾフの兄弟、ついに読了!

やっとである、ついにである。カラマーゾフの兄弟を読了した。うれしい。 カラマーゾフの兄弟 「カラマーゾフの兄弟」は、ロシアの文豪・ドストエフスキーによる作品だ。 心にくるシーンは人それぞれだろうが、ワタクシはアリョーシャと少年たちとのエピソー…

篠田節子先生の小説が面白い

ワタクシは篠田節子先生の小説が好きである。 今回はワタクシのお気に入りの作品を紹介しよう。 仮想儀礼 「新興宗教をつくったら儲かるんじゃね?」からはじまる物語である。これは抜群に面白かった。 それにしてもリアルである。実際にどっかで見てきたん…

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