これもひどい・・・田口圭史「超訳 孫子の兵法」
先日、散々な内容の「孫子」本にあたってしまった話を書いたが、怖いものみたさで別の本も見てみた。読んでみたのはこれだ。
超訳 孫子の兵法
まさに見えている地雷といえよう「超訳」本である。ブックオフで108円だったので手にしてみたわけだが、ワタクシが甘かった。タダでもいらない本とはまさにこのことではないだろうか。
あんた、絶対に理解していないだろ・・・
超訳本のひどさは、ある程度理解していたつもりだったが、この本はすごい。
孫子の言葉のあとに超訳が書かれているわけだが、初っ端から「あんた、元の意味、絶対に理解していないだろ・・・」と思わせてくれる。
言うなれば、人の話をろくに聞かずに分かった気になって、全くとんちんかんなことを言い出すおっさんそのものな本だ。
ダメな上司が知った風に語るのを聞くのと同じで、心の中でプークスクスクスwwwと思いながら流すというのが、正しい読み方だろう。
超訳 孫子の兵法 「最後に勝つ人」の絶対ルール (知的生きかた文庫)
- 作者: 田口佳史
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2013/12/24
- メディア: 文庫
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超訳本
しかし、この本に限らず、超訳本のターゲットってどのあたりなんだろうな。
それこそ、上で挙げたようなダメな上司が読んで、余計にプークスクスクスwwwと思われるようなのが狙いなのだろうか。