talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

本を読むリズム

端末で小説を読むことにすっかり慣れた。

最初は、紙の本と比べてずいぶん読みにくいなあと思っていたが、いったん慣れてしまえば便利なことばかりだ。

読むリズムが違う

ワタクシが電子書籍の小説を読むのになかなか慣れなかったのは、リズムの違いだ。

紙の本は開くと2ページ分が目に入るが、電子書籍の場合は、端末の仕様にもよるが、だいたい1ページずつだ。

紙の本であれば見開き、つまり2ページ読んだらめくるというスタイルだが、電子書籍は1ページずつめくらなくてはいけない

このリズムの違いがどうにもしっくりこず、読むペースがつかみきれなかったのである。

そのことに気づいてから、紙とは別モノと考えることにした。そうしたら、すっと入り込むことができるようになった。

紙の本と同じようなところもあれば、紙の本と違うところもある。それが電子書籍なのだなあとあらためて思った。

電子書籍こそ難解な本にチャレンジしやすいのではないだろうか

電子書籍は本当に便利だ。わからない言葉があればすぐに調べられるし、マーカーで線もひき放題だ。本の中の語句も検索できる。

ふと思ったのだが、電子書籍こそ、難解な本にチャレンジしやすいのではないだろうか。

辞書を片手に読むような本はずいぶんとはかどるのではないかと思う。また、登場人物の多い小説にもよさそうだ。

たとえばトルストイの「戦争と平和」は、登場人物の数がすさまじいが、読んでいて「あれ、誰だっけ?」という人が出てきても、本文を検索すれば登場時にさかのぼって読み返せる。

戦争と平和(一)(新潮文庫)

ワタクシのように「本に書きこむなんてとんでもない!」という人にも電子書籍はおすすめだ。マーカーで線をひくたのしさに出会えるぞ。

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