完全犯罪はいかにして実行されたのか「インサイド・マン」
今回は、完全犯罪をテーマにした映画「インサイド・マン」を紹介しよう。
この映画、男が「完全犯罪を実行した」と宣言するところから始まる。2時間超の作品だが、みているとあっという間に時間が過ぎていく。非常によくできた作品だ。
完全犯罪はいかにして実行されたのか
映画でも小説でも、「完全犯罪」が成立するものは非常に少ない。この作品の面白いところは、冒頭の宣言のあと、時間が巻き戻り、犯罪のはじまりから展開されていくところだろう。
どのように完全犯罪を実行したのかがわかるのである。これは面白い!そんな作品である。
警察からも犯人からも目が離せない作品
この作品は、主に警察側の視点でストーリーがすすんでいくのだが、「完全犯罪の実行」という軸があるので、犯人側からも目が離せないのが特長だ。
警察と犯人グループとの駆け引きも抜群に面白い。
俳優陣も、デンゼル・ワシントン, クライヴ・オーウェン, ジョディ・フォスター, クリストファー・プラマー、ウィレム・デフォーと実力派ぞろいで、豪華キャストをたのしむのもいい作品だ。