浪人マンガの最高峰 古泉智浩「サマーブレイカー」
古泉智浩先生の「サマーブレイカー」を読んだ。
あまりの面白さに感動してしまった。
浪人生を主人公にしたマンガとして、ある種の頂点を極めたといえるのではないだろうか・・・なんだかとんでもなくすごい作品を読んでしまったような気がする。
サマーブレイカー
サマーブレイカーは、浪人生・桜井を主人公とした作品だ。
Kindleの内容紹介には次のように書かれている。
予備校生の桜井は一浪中。どうにか底辺高校出身の学歴を塗り替えたい。ところが夏はありとあらゆる方法で桜井の受験勉強を妨害する。
この桜井のどうしようもない日常を描いた作品だ。
登場人物の言動がことごとくリアルで、「いかにもいそう」「同級生にいそう」なキャラばかりなので、読んでいると、まるで自分が桜井のような気持ちになってくる。
女の子はことごとくかわいい。が、いい夢をみさせてくれないのも、大変にリアルだ。
空気感のすごさ
サマーブレイカーのすごいところは、その空気感だろう。
浪人生活に漂う、なんともいえない閉塞感を、ここまで見事に描いた作品をワタクシは知らない。
また、笑いの要素に関しても秀逸で、バリエーションも豊富だ。
登場人物たちの「しょうもないこと、ろくでもないことへの必死っぷり」も素晴らしい。
おすすめの作品
古泉智浩先生の作品はグッとくるものが多い。
転校生 オレのあそこがあいつのアレで (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 古泉智浩
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2017/02/24
- メディア: Kindle版
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電子書籍になって、手に入れる機会が増えたのは嬉しいところだ。
Kindle Unlimitedで読める作品もあるので、興味のある人はぜひ読んでほしい。