「クライマー パタゴニアの彼方へ」を観た
先日、「クライマー パタゴニアの彼方へ」を観た。
2003年に製作されたドキュメンタリー映画である。
クライマー パタゴニアの彼方へ
「クライマー パタゴニアの彼方へ」は、クライミング界の若き天才・デビッド・ラマが難攻不落の山に挑む物語だ。
それも、フリークライミングでチャレンジするというすさまじい作品だ。ドキュメンタリー映画なので、もちろん実話である。
舞台となるセロトーレは、標高だけでいえば、3000メートルを越すぐらいだが、その形状が強烈だ。
もろに垂直なのである。
その上、信じられないほどの強風が吹きまくり、上からは氷の塊が降ってくるという、絶望を山にしたらこんな感じといわんばかりの山である。
しかも、フリークライミングで挑戦するのだ。なんということを・・・という話である。
ヘルメットにつけたカメラからの映像がすごい
作品内では、ヘルメットにつけたカメラからの映像も差し込まれるのだが、これがまたすさまじい。
息遣い、臨場感がダイレクトに伝わってくる。手が映る・・・す、素手で登ってる!?
ワタクシはド素人なので、フリークライミングがそういうものかどうかはよく知らないのだが、なんかこれ、人間業じゃないなと思ってしまった。
時々、下を眺めるシーンも入るのだが、怖っ!!
ワタクシは高所恐怖症なので特にかもれないが、なぜ、平気で下をみられるんだ?普通、失神するだろ・・・と思った。人間業じゃないなと再び思ってしまった。
見やすいドキュメンタリー
デビッド・ラマと相方のペーターの人柄もあるのだろう。トゲトゲとした空気もなく、非常にみやすい作品だ。
おすすめの1本である。