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talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

読んでみると実はむずかしくない

前回、前々回と、ワタクシが読んだ「孫子」本について書いた。

どちらも散々な内容だったが、パッとみた感じは「わかりやすく学べそう」と思わせてくれる。

だが、そういった本は、実は遠回りと言うものも多い。今回はそんな話だ。

読んでみるとむずかしくない

孫子 (講談社学術文庫)

本を読む時は、できるだけ原書に近いものを読むのがよいとワタクシは思っている。

たとえば「孫子」は難しそうなイメージがあるが、実はさほど難しくない。

上に挙げた浅野裕一先生の本は、竹簡に記された「孫子」を底本にしている。一般に伝えられてきたものよりも年代が古く、原書に近いものだ。

こういうと難解そうな感じだが、浅野裕一先生「孫子」は非常に読みやすい。やわらかい語り口で、丁寧に解説してくれているので、この方面に明るくなくても、存分に堪能できる1冊だ。

 解説本の体を装って、著者の持論ばかりを展開される孫子本を何冊も読むよりも、きちんとした本を1冊読んだほうが絶対にいい。

新訂 孫子 (岩波文庫)

金谷治先生の「孫子」もワタクシの好きな1冊だ。まっとうに訳し、まっとうに解説されている。

解説本はそのあとでいい

上に挙げたのは、ワタクシのおすすめの「孫子」本だ。解説書をあたるのはこれを読んでからのほうが、良し悪しの判断がしやすいように思う。

以前、このブログで新訳版の問題でも書いたが、「わかりやすいようにみえる」が実は問題だらけというものも多い。

こうしたものは「原書に近いものを知らないと気づかない」点も多く、レビューの数や売れた数だけでは判断できないのが難しいところだ。

信用して本を買いにくい時代でもあるかもしれない。

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