マイクル・コナリー「暗く聖なる夜」を読んだ
このところ、ブログの再構築についての記事が続いたので、今回は最近読んだ本について書いてみよう。
マイクル・コナリー「暗く聖なる夜」
ろくでもない帯の文言はどうでもいいが、警察小説の最高峰と呼ばれるボッシュシリーズである。
ボッシュシリーズは、一度読むと次々に読みたくなるといわれているが、まさにその通り(笑)。
ワタクシも見事にハマってしまった。
下巻の帯もまったくひどいな、こりゃ(笑)。
「刊行された順に読む」というのはシリーズものの鉄則だが、今回もランダムに選んでしまった。これはシリーズの9作目にあたる作品だ。
ところどころ、まだ読んでいない作品のネタバレをされているような気がしないでもないが、これまた大変に読み応えのある作品だ。
前回読んだエコー・パークとは違い、こちらは一人称で書かれている。
それにしても、話の組み立てがすごい。
これは海外の小説を読むとよく感じることなのだが、小説の作り方自体が日本とは大きく違うのかもしれない。
もちろんモノのとらえ方や感性の違いもあるだろうが、映画なんかでもそうだし、日本とは根本的なところから違うのかもしれないなあ。