「エスター」を観た
「エスター」を観た。2度目の鑑賞である。
エスター
2度目の鑑賞なので、展開もクライマックスも知っているわけだが、あらためてみても、よくできた作品だと思う。
出だしの5~10分ほどはちょっとどうかと思うが、全体の雰囲気づくり、テンポのよさ、構成の見事さなど、どれも本当に素晴らしい。
これは海外版のトレーラーだが、なんという不気味さ、なんという空気感である。
ホラー映画やサスペンス映画の場合、ワタクシは日本版の予告ではなく、海外版のものをよくみる。
「日本向け」の改変(ミスリードを含む)もされていないし、日本語に引っ張られずに、作品の雰囲気を味わえるように思うからだ。
「何かが起こる前」
「怖い映画」は例外なく、「何かが起こる前」の雰囲気作りがうまい。エスターはこの点も抜群だ。
もちろん、その起こる「何か」も重要だが、そこに至るまでの過程がうまくできていると、たとえ「起こること」がたいしたことのない場合でも、存分に怖くなる。
まあ、ワタクシは観る側なので、好き勝手に言えるが、作る側は相当に大変だと思う。
さんざん引っぱっておいて「出てきたのがこれかよ!」みたいになってしまうこともあるしなあ。
次回につづく