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カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

プロファイリングの真髄がここに「FBI心理分析官」

小説に飽きた時は、ノンフィクションを読んでみるのもオススメだ。
今回は「FBI心理分析官」を紹介しよう。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

古い本だが、今読んでもまったく色あせない内容の1冊だ。

FBI心理分析官

「FBI心理分析官」は、元FBIのロバート・K・レスラーによるもので「プロファイリング」を世に知らしめた一冊だ。

被害者の血を飲む殺人鬼、バラバラにした死体で性行為にふける倒錯者、30人以上を殺害したシリアル・キラー…異常殺人者たちを凄惨な犯罪に駆り立てたものはなにか?FBI行動科学課の特別捜査官として数々の奇怪な事件を解決に導き、「プロファイリング」という捜査技術を世界中に知らしめて『羊たちの沈黙』や「X‐ファイル」のモデルにもなった著者が、凶悪犯たちの驚くべき心理に迫る戦慄のノンフィクション。(「BOOK」データベースより)

 取り上げられている事件は、上に書かれているように衝撃的なものばかりだ。巻頭には犯人や現場の写真なども載っており、直視できないものもある。

プロファイリング

この本、「FBI心理捜査官」にはプロファイリングについて、大変分かりやすく書かれている。殺人を状況によって秩序型、無秩序型といった分類をし、現場のようすから様々な分析をし、犯人像を割り出していく。

書かれているのはすべて実際にあったケース。どれを読んでもまさに驚愕の内容だ。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

 

「プロファイリング」というと、映画やドラマでは魔法のように事件を解決するイメージが強いが、この本を読むと実際のところが分かる。むしろ映画やドラマよりも興味深いことがいっぱいに書かれている。

映画やドラマとは違う、実際のFBIと警察の関係も書かれているのもまたいい。「羊たちの沈黙」についての逸話もあるので、映画ファンの人も読む価値がある一冊だ。

羊たちの沈黙 (新潮文庫)

羊たちの沈黙 (新潮文庫)

 

 

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