talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

久保俊治「羆撃ち」 / 山本 譲司「累犯障害者」

今日は最近読んでいる本を紹介しよう。

久保俊治「羆撃ち」

羆撃ち (小学館文庫)

羆(ひぐま)専門のハンター、久保 俊治氏による1冊。タイトルは、羆撃ちと書いて「くまうち」と読む。

本人による自伝的作品だが、抜群に面白い。大自然の中で生きるということ、そして、命について非常に考えさせられる1冊だ。

羆撃ち (小学館文庫)

羆撃ち (小学館文庫)

 

 

山本 譲司「累犯障害者

累犯障害者 (新潮文庫)

山本譲司氏による衝撃のルポタージュ。世の中の知らない部分がみえてくる。

内容についてはデリケートな部分もあるので、「BOOK」データベースから引用しよう。

刑務所だけが、安住の地だった―何度も服役を繰り返す老年の下関駅放火犯。家族のほとんどが障害者だった、浅草通り魔殺人の犯人。悪びれもせず売春を繰り返す知的障害女性たち。仲間内で犯罪組織を作るろうあ者たちのコミュニティ。彼らはなぜ罪を重ねるのか?障害者による事件を取材して見えてきた、刑務所や裁判所、そして福祉が抱える問題点を鋭く追究するルポタージュ。

この本も非常に考えさせられる1冊だ。ここに書かれているのは、決して特殊な世界の話ではない。

著者の山本譲治氏のスタンスがやや気になる部分もあるが、それを差し引いても、価値ある1冊ではないだろうか。

 

累犯障害者 (新潮文庫)

累犯障害者 (新潮文庫)

 

 

広告