talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

「ザ・シェフ」が面白い

このところ、Fire HD8で「ザ・シェフ」を読んでいる。

ザ・シェフ 1巻

いわば料理版「ブラックジャック」だが、非常に面白い。

ザ・シェフ

ザ・シェフは1話完結のショートストーリーものだ。どれも短い時間で読める話ばかりで、もう1話、もう1話とついつい読んでしまう。何気に時間泥棒なコミックだ。

ザ・シェフ 2巻

初期はデザインや物語もかなりブラックジャックっぽい。

ブラック・ジャック 2

髪型も近いものがある。「高額な報酬と引き換えに必ず満足させる料理をつくる」という設定も、まさにブラックジャックの料理版だ。

実際、原作者自身も「ブラックジャックを料理漫画でやってみた」と語っているそうだ。

いい話が多い

物語的には、ブラックジャックほどアクが強くないが、ほんのりといい話が多く、大変に読みやすい。

ザ・シェフ 3巻

連載開始は1985年ということだが、1巻から読んでいてもさほど古さを感じさせないのもいいところだ。

主人公の味沢自身が口数が少ないというのもあるが、全体に「何から何まで言葉で説明する」タイプの漫画ではない。

そのため「行間を読む」ような感覚がある。これがまた読んでいてたのしいのだ。

じわじわと面白い、そんな作品だ。

 

ザ・シェフ 1巻

ザ・シェフ 1巻

 

 

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

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三田紀房氏の女性キャラはいつも美しい

三田紀房氏の絵は独特の味がある。特に女性キャラは不思議な魅力がある。

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(14) (モーニングコミックス)

ちょっと金魚みたいな顔をしているが、どうもワタクシのツボにはまってしまったようだ。この顔が美人に見えて仕方なくなってしまった。

 

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(2) (モーニングコミックス)

上と同じような表情だが、氏の描く女性はだいたいこういう顔だ。

先日読んだ「クロカン」でも何人か女性キャラが出てきたが、同時に出てくると見分けるのがなかなか難しい。

髪型が見分けのポイントかと思ったが、帽子をかぶってしまうと、それも絶望的になる。

 

ドラゴン桜(19) (モーニング KC)

昨今は「骨格」を意識して描かれたマンガも増えているが、マンガはそれだけではないと感じさせてくれるタッチだ。

氏の作品で好きなところは「表情」である。特に女性キャラは、目に力があり、鼻・口とのバランスも絶妙だ。

 

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(5) (モーニングコミックス)

今まで挙げた表紙に比べると、これはちょっと笑わせにきているようにもみえる。なんだか横に引き延ばしてしまった印象だ。

 

クロカン 27

 クロカンの表紙でもあったが、たまに横に広がる癖があるのかもしれない。

 

エンゼルバンク ドラゴン桜外伝(1) (モーニングコミックス)

たまに、不思議な体型になるのも面白いところだ。

ちなみに今回取り上げた「エンゼルバンク」はドラゴン桜外伝である。

 

「クロカン」の表紙の変化がすごい

「クロカン」を読み終わった。全27巻。面白かったなあ。

クロカン 27

全巻を電子書籍で、Amazonタブレット「Fire HD8」で読んだ。

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

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Fire HD8は縦にすると1ページずつの表示、横にすると見開きでの表示になる。

なので、マンガを読むときは、通常は縦で、見開きのコマがあるときは横にするという形でOKだ。

紙の本に比べて、見開きの大きさによる迫力は落ちるが、綴じ代がない分、コマをしっかり見られるという利点がある。

表紙の変化がすごい

さて、クロカンである。長期連載によくあることだが、だんだんと絵のタッチが変わってきている。

特に表紙の変化がすごい。

クロカン 1

1巻はこんな感じの体型だったのだが、 20巻を越えたあたりから不思議な体型になってきている。

クロカン 21

不思議な体型・・・。

 

クロカン 22

「誰だよ、あんた」という感じである。そしてこのウエストである。シワの入り方をみると、本当に不思議な体型である。

で、不思議なのは、中身のタッチはさほど変わっていないということである。なんでなんだぜ・・・というわけである。

全27巻を読み終えて

この作品が面白いのは、主人公は監督の黒木だが、物語的には「クロカンがつくるチームが主役」というところである。

なので、代替わりするとチームの顔ぶれも大きく変わっていく。先日このブログでも取り上げた「キャプテン」のような形式だ。

doll3.hateblo.jp

 

公式戦未勝利のチームの成長物語。高校野球ってドラマだなあと思わせてくれる作品だ。

興味のある人はぜひ読んでほしい。

 

クロカン 1

クロカン 1

 

 

Fire HD8でマンガを読むようになってからというもの

Fire HD8でマンガを読むようになってから、Kindleストアをみるのがたのしくて仕方がない。

最近、気になったマンガを紹介しよう。

男!日本海

男!日本海 1

ワタクシは、これほど「頭を空っぽにして読める」マンガを知らない。というか、作者も何も考えていないんじゃないかと思わされるぐらいに、いい意味で中身がまったくないマンガである。

どの話もほぼ「おねえちゃんに出会う、おねえちゃんをものにする」だけである。駆け引きも何もなく、本当にそれだけという奇跡のような作品だ。ちなみに、ワタクシは1巻の途中で飽きてきた。

 

男!日本海 1

男!日本海 1

 

 

プロレススーパースター列伝

プロレススーパースター列伝【デジタルリマスター】 14

プロレス漫画の超傑作「プロレススーパースター列伝」である。

表紙が違うバージョンもある。

プロレススーパースター列伝 5

こちらのバージョンは「カール・ゴッチ」編が入っている。

プロレススーパースター列伝 2

プロレススーパースター列伝 3

プロレススーパースター列伝 4

ド迫力の表紙ですなあ。列伝を全巻を持ち歩けるなんて夢のような話である。

プロレススーパースター列伝【デジタルリマスター】 1

プロレススーパースター列伝【デジタルリマスター】 1

 

 

ザ・シェフ

ザ・シェフ 1巻

ほんのりといい話が多い「ザ・シェフ」。たとえとしてはどうかと思うが、手塚治虫先生の「ブラックジャック」の舞台を食の世界にした―そんな印象の作品だ。

時々ふと読みたくなる、そんな作品だ。

ザ・シェフ 1巻

ザ・シェフ 1巻

 

 

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

 

 

三田紀房「クロカン」

このところ、Fire HD8でよくマンガを読んでいる。

今読んでいるのはこれだ。

クロカン 1


三田紀房氏の「クロカン」だ。なんという面白さ、読み始めたら止まらないマンガである。

クロカン

三田紀房氏というと「ドラゴン桜」が有名だろう。

ドラゴン桜(1) (モーニング KC)

東大受験をテーマにしたマンガで、かなり話題になった作品である。

今回紹介する「クロカン」はドラゴン桜より前の作品になる。

クロカン 2

クロカンは、ドラゴン桜と同じく「指導者」が主役になる。クロカンと呼ばれる「監督」が主役の作品だ。

一勝もしたことがないチームを、型破りの指導と采配で鍛え上げていくのだが、これが抜群に面白い。なんといっても、やるのは「選手自身」である。

どのように選手をのせ、どのように支え、どのように成長させていくか―監督目線だからこそのドラマがいっぱいにつまった作品だ。

作品としては1996年~2002年のものであるが、今読んでも全く古さを感じさせない。

ちなみにワタクシはKindle版をFire HD8で読んでいる。

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

Fire HD 8 タブレット (Newモデル) 16GB、ブラック

 

 

巻数が多い作品は、電子書籍だと本当に便利だ。クロカンは全27巻だが、全くかさばることなく持ち歩くことができる。

クロカン 1

クロカン 1

 

 

ドールと猿飛佐助のこと

ワタクシは時々、中古ショップに足を運ぶ。「撮影に使えそうなモノがあるかなあ」と思って行くのだが、このところはハズレばかりだ。

どうでもいい話だが、このお店には1年以上、売れていないドールがある。

それはこれである。

Byul 戦国BASARA・猿飛佐助  (SARUTOBI SASUKE)

「ビョル」というドールの猿飛佐助バージョンである。ウインドーの中にあるので、あくまで見た感じでの印象だが、ほぼ新古品という感じ。

これが4,000円台で売っているのだが、1年以上、ずっと売れずに残っている。

おそらく「癖の強さ」だろう。「ビョル」というドール自体、もともと癖がある顔立ちだ。

Byul / Hermine (エルミーヌ)

ビョルは、髪型とファッションによってずいぶんと印象が変わる。こういうデザインだとずいぶんとかわいらしい印象になる。

Byul / Matulite (マチュリテ)

バージョンによって、顔つきやメイク、肌の色に多少のアレンジが入るが基本ラインは同じだ。

グルーヴ Byul/ Tiger Lily タイガーリリー B-301

タイガーリリー。やや顔立ちの癖が目立つ印象だ。

グルーヴ Byul Clorinda (クロリンダ) B-323

これはかなりミステリアスだ。ある意味、「不思議系」の顔立ちが存分に生かされたデザインといえるかもしれない。

さて、ここまで見ていただいた方はお分かりだと思うが、ビョルは「女の子」である。

そこで再び猿飛佐助バージョンをみてみよう。

Byul 戦国BASARA・猿飛佐助  (SARUTOBI SASUKE)

確かに「女の子」といわれればそう見えるが、知らない人からみたら「よくわからない顔立ち」である。

ちなみに、この猿飛佐助は「戦国BASARA」というゲームとコラボレーションしたもの。ゲームを知らない人がみれば「どこが猿飛佐助なんだよ!」と思うかもしれない。

・・・と、書いていて思ったが、そもそも「猿飛佐助」自体、イメージがあいまいだ。

猿飛佐助をいくつかあげてみよう。

猿飛佐助―杉浦茂ワンダーランド5 (杉浦茂ワンダーランド 5)

少年猿飛佐助(アニメ)

まんが猿飛佐助 DVD-BOX下巻

甦るヒーローライブラリー 第17集 猿飛佐助 DVD-BOX HDリマスター版

あの頃映画 松竹DVDコレクション	異聞猿飛佐助

300ピース 戦国BASARA 猿飛佐助 (26x38cm)

こうしてみると「これが猿飛佐助だ!」という部分が意外とないことに気づく。

ちなみにワタクシのお気に入りはいちばん最初に挙げたこれだ。

猿飛佐助―杉浦茂ワンダーランド5 (杉浦茂ワンダーランド 5)

なんともいいキャラクターではないか。

ちばあきお「キャプテン」に感動

 先日、プライムビデオで何気なく「キャプテン」を見始めたら止まらなくなった。

キャプテン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

画像はコミックの表紙だが、プライムビデオだとアニメ版をみることができる。

タイトルだけは知っていたのだが、今回初めて見てみて、あまりの面白さに驚いた。

キャプテン

キャプテン 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「キャプテン」は、ちばあきお氏による野球漫画だ。漫画としては1970年代に少年ジャンプで連載され、1980年代にアニメ版が放映されている。

ちなみに、作者のちばあきお氏は「あしたのジョー」で有名なちばてつや氏の弟である。

キャプテン 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)

「キャプテン」は主人公が固定ではなく、代々のキャプテンを中心に話がすすんでいく。文字通り「キャプテン」の物語、というわけだ。

中学の野球部が舞台なので、夏の大会が終わると、3年生が抜けて代が変わる。レギュラーや主要メンバーが抜け、新キャプテンによるチーム作りを軸に物語が展開していく。

キャプテン 14 (ジャンプコミックスDIGITAL)

マンガとしては1970年代、アニメとしては1980年代の作品ということもあり、今見ると古さを感じさせる部分もあるが、それを吹き飛ばすだけの面白さがこの作品にはある。

この作品には、魔球や必殺技の類は一切ない。そこにあるのは努力と練習、根性だけだ。

全員がボロボロになって野球に取り組む姿は、たまらなく感動的だ。スポーツものとしての面白さはもちろんだが、この作品には人間のドラマがある。

 

キャプテン&プレイボール メモリアルBOOK

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