ちばあきお「キャプテン」に感動
先日、プライムビデオで何気なく「キャプテン」を見始めたら止まらなくなった。
画像はコミックの表紙だが、プライムビデオだとアニメ版をみることができる。
タイトルだけは知っていたのだが、今回初めて見てみて、あまりの面白さに驚いた。
キャプテン
「キャプテン」は、ちばあきお氏による野球漫画だ。漫画としては1970年代に少年ジャンプで連載され、1980年代にアニメ版が放映されている。
ちなみに、作者のちばあきお氏は「あしたのジョー」で有名なちばてつや氏の弟である。
「キャプテン」は主人公が固定ではなく、代々のキャプテンを中心に話がすすんでいく。文字通り「キャプテン」の物語、というわけだ。
中学の野球部が舞台なので、夏の大会が終わると、3年生が抜けて代が変わる。レギュラーや主要メンバーが抜け、新キャプテンによるチーム作りを軸に物語が展開していく。
マンガとしては1970年代、アニメとしては1980年代の作品ということもあり、今見ると古さを感じさせる部分もあるが、それを吹き飛ばすだけの面白さがこの作品にはある。
この作品には、魔球や必殺技の類は一切ない。そこにあるのは努力と練習、根性だけだ。
全員がボロボロになって野球に取り組む姿は、たまらなく感動的だ。スポーツものとしての面白さはもちろんだが、この作品には人間のドラマがある。