ブヨにかまれた際の注意点 その2
前回にひきつづき、ワタクシの経験をもとにブヨにかまれた際の注意点を書いてみよう。
掻かない、さわらない
ブヨ(ブユ、ブト)にかまれたところを掻くと、広がっていくといわれている。
ワタクシの場合は、ブヨと気づかず「蚊に刺された」と思い、うっかり掻いてしまったところが、ずいぶんとひどいことになってしまった。
これはあくまでワタクシの場合だが、かまれたところをさわったり、服の袖が触れたりしても、広がっていくような印象だ。
服は仕方がないにしても、できるだけ掻かない、さわらないことが大切だ。
時間が経ってから腫れてくる
ブヨにかまれると、時間が経ってから腫れてくる。
ワタクシの場合は、かまれたその日はほぼ気にならなかったのに、翌日からあちこちが腫れてきた。
次第に腫れてくる場所が増え、手から腕にかけてひどいことになってしまった。
何もなかったような場所にも、次々と増えてくるのはかなりの恐怖だ。
だが、それはすでにかまれたところなので、それ以上ひどくならないように、掻いたりさわったりしないことが大切だ。
変だと思ったら、その場所をすぐに離れよう
ワタクシが大量のブヨにかまれたのは、池のそばで写真を撮っていた時だ。
小さな虫がいっぱい手にくっついてきたり、時々「チクッ」とするのは分かっていたが、その場に居続けてしまったのがよくなかった。
というのも、その場では特に「かゆい」とか症状を感じることはなかったからだ。
その時は「やたらと小さな虫が多いなあ」と思っただけだったが、これが間違いだった。
「これだけ小さな虫が多いのは普通じゃない」と考えるべきだったのだ。
変だと思った場所からはすぐに離れる。これができていれば、ずいぶんと違っていたように思う。
症状は人それぞれ
ワタクシの場合は、直径5mmほどの腫れが数十箇所あるといった感じだが、ブヨにかまれた後の症状は人それぞれだ。
前回の記事でも書いたが、症状がひどいと感じる時は、ネットであれこれ調べて悩むよりも皮膚科で診てもらったほうが絶対にいい。
その症状に最適な薬を出してもらえるし、何よりも安心感が違う。
ブヨにかまれると本当につらい。
同じような悩みをかかえた方にとって、この記事が少しでも役に立てれば幸いだ。
大量のブヨにかまれた経験をもとに、かまれた際の注意点
今回は、大量のブヨにかまれた経験をもとに、かまれた際の注意点を書いてみよう。
ブヨにかまれると本当につらい。
あくまでワタクシの経験からだが、かまれた人にとって、少しでも参考になる部分があれば幸いだ。
ネットであれこれ調べるよりも皮膚科へ
いきなり元も子もないことを書いてしまうが、ひどい腫れや自覚できるほどの症状が出た時は、ネットであれこれ調べるよりも皮膚科に行ったほうがいい。
というのも、ワタクシの最初はネットで調べたのだが、正直、無責任な記事が本当に多い。
参考になるどころか「知識もない素人が、無責任に薬をすすめてもいいのか?」「おすすめグッズのノリで薬をすすめるのか?」と思わされるばかりだった。
実際に調べた人はわかると思うが、Wikiのコピペやリライトしたものがやたらと多い。
「よく分かってないのに書いているだろ、これ・・・」
そう感じるサイトを信じて、えらい目に合うのは「自分」だ。
専門家でもない人にテキトーにすすめられた薬を使うのか?という話である。
病院嫌いで、できれば病院に行かずに治したかったワタクシだが、結論からいえば、さっさと皮膚科に行けばよかった!
ネットでうだうだ調べているよりも、皮膚科でみてもらったほうが圧倒的に速く、的確な診断をしてもらえる。
いくらぐらいかかる?
症状や診察内容、病院にもよると思うが、ワタクシの場合は、初診料を含めて2,000円でおつりがくる金額だった(保険証あり)。もちろん薬代も含めての金額だ。
この金額が、高いか安いかは人それぞれだと思うが、ワタクシ的にはもっとかかると思っていたので、「おお!」と思ってしまった。
かまれたところを気にしすぎない
ブヨにかまれたところは赤く腫れて、かゆくなる。
かゆみもつらいが、何よりも「見た目」がかなりよろしくない。
ワタクシの場合は、赤い斑点が手から腕にかけてびっしりと出ていて、それはもうグロテスクな状態になっている。見ると、かなり陰鬱な気分になる。
「かまれたところがどうなったか」が気になるのは人情だが、あまり頻繁に見ないほうが精神衛生的にいい。
見ていると気分が落ち込み、気力が失われてしまう。
気にしすぎるよりも、治った時のことを考えて、前向きでいるほうがずっといいように思う。
次回につづく
【大量のブヨにかまれた件】左手だけで60箇所以上もかまれていた
大量のブヨ(ブユ、ブト)にかまれたところに薬を塗っている。
塗っていてわかったのだが、かまれたところがシャレにならないほどの数になっている。
特に左手がひどく、手の甲だけで30箇所以上。腕まで入れると60箇所以上も赤く腫れたところがある。
右手もかなりの箇所をかまれている。
そう、決して冗談で「恐怖・地獄少女」の画像を貼っていたわけではないのである。
その後の経過
そんなわけで、皮膚科で処方してもらった薬を塗っている。
使っているのは、「強めの薬を出しておきますから」と出された「マイザー軟膏」。ステロイド系の薬である。
塗り始めて2日ほど。
今のところは「なんとなく赤みがひいたかも」という感じである。
強めの薬ということで、すぐに効果が出ることを期待したが、まだしばらく時間がかかりそうな印象だ。
どれだけ毒性が強いんだよ!
それにしても思うのは、ブヨはどれだけ毒性が強いんだよ!ということである。
かゆみ自体はだいぶひいてきたが、部分によってはかなりかゆい。
まあ、我慢できる程度なのでそれはいいのだが、問題なのは見た目である。
正直、自分でみてもグロい。相当にグロい。
気分としてはこんなイメージだ。
グアアアア!
かまれた箇所が次々とみつかるため、「ブヨにかまれた跡で全身が埋め尽くされるのではないか」という恐怖がある。
映画「キャビン・フィーバー(初代)」をご存知の方は、これに出てくる感染のイメージをしていただくとわかりやすいかと思う。
いずれにせよ、早く治ってほしいものである。赤みがもう少しひけば、見た目も多少マシになるのだが・・・。
なぜ大量のブヨにかまれることになったのか
今回は、そもそもワタクシがなぜ大量のブヨ(ブユ、ブト)にかまれることになったのかを振り返ってみよう。
過去記事をご存知のない方のために書いておくと、ブヨにかまれたワタクシは、手と腕がボコボコに腫れ、両手が大変グロテスクな状態になってしまった。
言うなれば、こんな状態である。
そんなわけで、今回は「なぜこんなふうになってしまったのか」を検証していきたいと思う。
Wikipediaの「ブユ」のページから、該当箇所を引用しながらみていこう。
ブユの活動が活発なタイミングに合ってしまった
Wikipediaの「ブユ」には、活動時期・発生ポイントについて次のように書かれている。
活動時期は
特に春から夏(3月~9月)にかけて活発に活動する。夏場は気温の低い朝夕に発生し、昼間はあまり活動しない。ただし曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は時間に関係なく発生する。
発生ポイントは
ブユの幼虫は渓流で生活しているため、成虫は渓流の近くや山中、そうした自然環境に近いキャンプ場などで多く見られる。
これを読むと、ワタクシは初っ端から詰んでいることがわかる。
自分にあてはまるところを赤色にしてみたが、ブヨにかまれる最適な条件を選んで足を運んだとしか思えない一致っぷりである。
服装
そのほかの項目もみてみよう。服装である。
黒や紺などの暗い色の衣服や雨合羽には寄ってくるが、黄色やオレンジなどの明るい色の衣服や雨合羽には比較的寄ってこない。
・・・正直、絶句である。
というのも、この日のワタクシの服装は黒のTシャツに紺のジーパンだったのである。
また長袖や長ズボン、手甲や脚絆などを身につけ、素肌を露出させないことも重要である。
もろに半袖だった・・・。
かまれたろころは、見事に露出していた部分(手と腕)である。
さらには
掻くと腫れが一向に引かなくなり(結節性痒疹)、治ったあともシミとして残るので、決して傷口を触らないことである。
うわああああ!
うわああああ!
一番の原因は・・・
こうしてみると、ブヨにかまれる条件をパーフェクトにそなえていたわけだが、何よりもいけなかったのは、ワタクシの行動である。
というのも、この日は渓流そばの池で昆虫を撮っていたのだが、「やたらと小さな虫がたかってくるなあ」と思うだけで、まさかブヨとは思っていなかったのである。
気づけば尋常でない数の虫が寄ってきていて、カメラを構える手だけでなく、カメラにもたかるぐらいにいたのだが、あまり気にせずに撮り続けていたのだ。
「なんかチクッとする」とは思っていたが、「蚊もいるのか」ぐらいにしか思っていなかったのもよくなかった。
まとめ
要は、さっさとその場を離れればよかったのだ。
そもそもこれがブヨでなく小バエだったとしても、そんなのがいっぱいいる場所にとどまるなよ!という話だよな・・・。
大量のブヨにかまれたので、皮膚科へ行ってきた
先日のブヨにかまれた件だが、あまりにかゆい&かまれた箇所が多いので皮膚科にいってきた。
ブヨにかまれた症状は、人によって違いがあるようだが、ワタクシの場合は、1つの腫れは直径5mmぐらいなのだが、なにせ数が多い。数十箇所もある!
自分で見てもグロテスクな感じで、気分としてはこんなイメージである。
グワァァァ・・・。ワタクシの場合は手と腕だが、さすがにこれではまずいということで、病院に行くことにしたわけだ。
ブヨの恐怖 時間が経ってから腫れてくる
今回、ブヨを心底恐ろしいと感じたのは、時間が経ってから腫れてくるところだ。
かまれた当日はほとんど気にならなかったのだが、1~2日ほど経ってから、手と腕にかまれた跡が次々と浮き上がってきた。
これはめちゃくちゃ恐怖である。
さっきまでキレイだったはずのところに、ポツポツと赤い点が浮き上がり、次第に腫れてくるのである。
その際のイメージはこんな感じだ。
なんというか、こう、自分が徐々に蝕まれているような気がしてくるのだ。
かゆいし、見た目もグロテスク、そして精神的にもつらい・・・というわけで皮膚科で診てもらうことにしたのである。
皮膚科へ
ここからは、人によって症状の違いがあるかもしれないので、あくまでワタクシの場合ということで読んでほしい。
まず皮膚科の先生が教えてくれたのは、かゆいのが我慢できない時は冷やすと楽になるということだ。
氷や保冷材などでいいそうで、冷やすと頭が「冷たさ」を感じて、その分、かゆみを感じにくくなるそうだ。
塗りにする?飲みもつける?
薬はマイザー軟膏を処方された。ステロイド薬だ。
夜も眠れないほどのかゆみであれば、飲み薬と併用する手があるといわれたが、塗り薬だけにしていただいた。
その際に、先生には「『塗り』にする?『塗り』『飲み』にする?どっちがいい?」と聞かれた。選択性らしい(笑)。
まとめ
治るまでに少々時間がかかるようだが、診てもらって気分的にずいぶんと楽になった。
しかし、薬を塗っていると、かまれた箇所の多さに絶望する。
数十箇所・・・いったいどうやったらそんな集中砲火をくらうんだよ!という話である。
涙なくしては読めないホラー 日野日出志「恐怖・地獄少女」
Kindleのラインナップを見ていたら、日野日出志先生の作品があった。
そう、先日のブヨにかまれた記事で紹介した画像である。
そこではブヨにやられたボコボコになってしまった手を、地獄少女の姿にたとえたのだが、実はこの作品、大変な傑作マンガである。
恐怖・地獄少女
「恐怖・地獄少女」は1982年に単行本で発売された作品で、ジャンルとしてはホラーになる。
これが主役の少女だ。キーキーと鳴く。
最近は女の子が主役のマンガが多いが、こんな女の子が主役の作品はそうはないだろう。
全身から悪臭を放っており、そばにいるものがみんな逃げてしまう。食事をしないと体が腐り落ちてしまう。
・・・そんな少女だが、もともとは人間である。
そう、「怪奇・地獄少女」は、悲しき運命のもとに生まれた、せつない少女の物語なのである。
心に突き刺さる人間ドラマ
ワタクシはこの作品を読み終わった後、しばらく考え込んでしまった。
人間とは何か、生きるとは何か、そして、少女にとって何が幸せだったのだろうかと。
少女の姿は大変に強烈だが、この絵柄でなければ、これほどまでのせつなさは出せなかったのではと思う。
ぜひ多くの人に読んでほしい作品だ。
まとめ
紙の本では入手が難しかったものも、気軽に読めるのは大きなメリットだ。
Kindle Unlimitedなら、日野日出志先生の作品が読み放題なのも嬉しいところだ。
少なくとも、ブヨにかまれてから言っていただきたい
昨日、ブヨにかまれた記事を書いたが、赤く腫れたところがずいぶんと目立ってきた。
1つはだいたい直径5ミリぐらいなのだが、大量にくらったため、ワタクシの手は、今すごいことになっている。
たとえるなら、こんなふうだ。
ワタクシは手だけだが、なんともせつない状態なのである。
ブヨで調べると・・・
さて、今回話したいのは、「恐怖・地獄少女」についてではなく、ブヨの薬についてである。
ブヨに刺された(正確には、ブヨに吸血されて毒を注入された)際の薬を調べようと検索してみると、なんじゃこりゃあ!
薬に関して素人の書いたサイトがやたらと上位にくるではないか。
中には、ドクターの監修と記載しているところもあったが、記事自体はWikiをリライトしただけという・・・。あくまで監修であって「ドクターが書いているとは言っていない!」というわけである。
おすすめグッズのノリで書かれても
それにしても、である。
薬について検索するのは今回が初めてだったが、ほとんどの記事がおすすめグッズのノリなのな・・・。
「最強はステロイド!」とか「おすすめ○選」とか、おいおい・・・である。
情報の責任
確かにステロイドが効くという話は聞く。だが、素人が無責任にすすめていいものじゃないだろう。
しかも、そういうのをコピペやらリライトやらで書いちゃうのってどうなのよって話である。
少なくともお前、絶対にブヨに食われてないだろうと思ってしまった。
ブヨにかまれて、こういうふうになってから言っていただきたい。