本を選ぶ、ということ
ワタクシは本を読むのが大好きだが、「○○賞」受賞とかそういうのは心底どうでもいいと思っている。
特に昨今は、露骨に話題性を意識したようなチョイスや、「そこそこ売れていて、まだ受賞していない人」をセレクトしているように感じられることもある。
まあ、今も昔も仕組み自体はさほど変わらないのだろうが、タネがあまりに見えすぎるとげんなりしてしまうのは、どのジャンルにも共通することだろう。
受賞前のほうがいい
ワタクシは、本を選ぶときはできるだけ前情報を入れないようにしている。自分で面白そうと思ったものを読みたいからだ。そうして本を選んでいると、感じることがある。
それは、その作家が「世間一般に認められる前」の作品のほうが、熱があって面白いものが多いということである。
プッシュしたい側もそれなりにアンテナを張っているのだろうが、ピークが過ぎてから急に取り上げられはじめる―なんてことも少なくないように思う。
話題にならなければ読まないのか?
それにしても、である。
図書館に行くと予約ランキングなんてものがあったりするが、上位をしめている本は、メディアでプッシュされているものばかり。
その傾向は以前からあったが、このところはそれがやたら極端に感じる。
こんな状況をみれば、そりゃあ本の売り方も変わるわな、と思ってしまう。
昨今の状況を見ていると、「地味だけど、堅実に書かれた本」の売り上げがずいぶん下がっているように感じることがある。
もしかしたら、今のネットと同じで、「深く探すこと」や「自分で選ぶ」ということを全体がしなくなってきているかもしれない。
その昔は、情報が増えればそれだけ選択肢がふえる―といわれたものだが、かえって選択しなくなった・・・それが答えであれば、大変に寂しいものである。
抜群に面白い自転車映画「プレミアム・ラッシュ」
「プレミアム・ラッシュ」をみた。
これは痛快!非常に面白かった。
プレミアム・ラッシュ
「プレミアム・ラッシュ」は自転車で配達物を届ける、いわゆるメッセンジャーが主役の映画だ。
いかに速く届けるかが勝負の世界、道路のルールなんてあってないようなもの。街中をめちゃくちゃな走り方をしていくのだが、これが気持ちいいのなんのって!
上の予告編をみていただければ分かると思うが、カット割り・カメラワークが抜群にユニークだ。特に、疾走シーンでのローポジション、ローアングルからのカットは、失神しそうなぐらいにド迫力だ。
配達物をめぐって、自転車VS車、警察とのバトルはたまらない面白さがある。非常に痛快で、スカッとした気分になれる作品だ。
交通ルールは無視
この映画、あくまでフィクションの世界と考えてたのしむのがオススメだ。
交通ルールはあってないようなものだし、車に乗っている人にとっては「やめてくれ!」と思うようなシーンも多い。
映画には、「その作品の文法」がある。たいていは序盤で提示されるので、それに乗っかったほうが断然たのしめるというわけだ。
「ザ・ウォーク」もおすすめ
この映画で主役を努めるジョセフ・ゴードン=レヴィットは、「ザ・ウォーク」でも素晴らしい演技をしている。
地上411メートルの高さで綱渡りをした男の実話映画である。
ジェットセットラジオ
この作品をみていたら、かの名作「JSR」こと「ジェットセットラジオ」を思い出してしまった。
ジェットセットラジオ PS3、PS Vita、Xbox 360バージョン紹介ムービー
敵との追いかけっこ、街中を縦横無尽に走る姿からJSRを思い出したのである。
レビューをどう読むか その2
前回のつづきである。
レビューは人間が書くものである以上、必ず主観が入る。
また、よい点や気になる点をまんべんなく書くスタイルでも、構成をかえるだけで全く違った印象を与えることもできる。伝えることは伝えているから、というわけである。
知りたいポイントを絞る
「その商品の何が知りたいのか」をあらかじめノートに書いておき、それを頭に置いてレビューを読む。
ちょっとしたことだが、この方法は大変にいい。知りたいポイントを絞ることができ、意図せぬ情報に惑わされにくくなる。
レビューの「参考になったかどうか」
今は商品レビューにもユーザーがコメントをつけたり、参考になったかどうかを示すことができるところが多い。
これらはよほどでない限り、みなくてもいいように思う。「参考になったかどうか」は、誰もが深く考えて押しているわけではない。
脊髄反射的に押す人もいれば、「なんとなく」「とりあえず」で押す人も多い。
レビューへのコメント
商品レビューへのコメントは、ワタクシがみる限りでは、あまりいい感じで機能していないように思う。
レビュー内容の誤りを訂正するのに向いた機能だと思うが、レビューにケチをつけたり、煽りあって喧嘩のようになっている場合も多い。
以前、某アニメの記事で書いたと思うが、気になる点を書いたレビューに「作品の批判は許さない」「この作品を絶賛しないあんたは何なの?」的なコメントがあふれていたことがあった。
他ジャンルでもたまに見るが、趣味の世界で同調圧力ってよくわからないよな・・・。
レビューをどう読むか
先日、Amazonである商品をみていたら、レビューの大半が「Vine 先取りメンバー」のものだった。
どのレビューにも「提供してもらった商品を使って書いています」みたいなことが書かれている。
いわゆる商品モニターのようなものだと思うが、レビューを読んでいて「?」と思ってしまった。
「ほしくて買った人」との違い
中にはきちんとレビューをしている人もいるのだろうが、ワタクシが読んだ範囲では、参考になるようなレビューはほとんどなかった。
提灯記事のようになっているものや、上っ面の商品紹介のようになっているもの、専門外なのに字数を増やそうとしたようなものなど、「これはどうなんだ?」と思うものが多かったように思う。
おそらく「自分がほしいと思って買ったものではない」「自分で使いたいと思って手にしたわけではない」こともあるのではないだろうか、圧倒的に生の声が少ないなあと思ってしまった。
レビューをどう読むか
「レビューはあくまで参考であり、個人の意見」というのは前からそうだが、これからはますます「レビューをどう読むか」が大切になってきそうだ。
これは多くのジャンルでそうだと思うのだが、利害や義理が絡むとどうしても何らかのフィルターがかかってくる。
人と人とでもそうだ。お世話になっている人のことって悪くいいにくいよね。
次回につづく
ウイルスバスタークラウドを使い続けるかどうか迷っている
PCに入れているセキュリティソフトの更新期限が近づいてきた。ワタクシが今使っているのはウイルスバスタークラウドだ。
買ったのはダウンロード版だ。購入するとシリアル番号がメールで届くタイプのものだ。
3年ほど使ったわけだが、更新するかどうか迷っている。
ウイルスバスタークラウドを使ってみて
ホーム画面のわかりやすさや、シンプルな操作感は大変に気に入っている。
ウイルスの検出率についてはよくわからないが、ここまでウイルスに感染することなくきているので、役割は果たしてくれているのだろう。
月ごとのレポートもわかりやすくていい。
ただ、気になるのは「重さ」である。
リアルタイムスキャンとマニュアルスキャン
ウイルスバスタークラウドのスキャンには、リアルタイムスキャンとマニュアルでするスキャンがある。
ただ、使っていると「重さ」が気になることが多い(PCとの相性もあると思うので、あくまでワタクシの場合である)。
リアルタイムスキャンはふだんは全く気にならないのだが、時々、意味不明なタイミングで急に重くなることがある。
そして、マニュアルのスキャンだ。こちらはとにかく重く、やたらと時間がかかる。ほかのプログラムを停止しても変わらないようで、スキャン自体がかなりの負荷をかけているといった印象だ。
セキュリティソフトはどれがいいのか
セキュリティソフトはどれがいいのか―これはPCを使っている間はずっと考えさせられる問題なのだろう。
実際、使ってみないと分からない点も多いだろうし、本当に難しいところだ。動作が軽快なら、そのまま更新するのだがなあ。
久保俊治「羆撃ち」 / 山本 譲司「累犯障害者」
今日は最近読んでいる本を紹介しよう。
久保俊治「羆撃ち」
羆(ひぐま)専門のハンター、久保 俊治氏による1冊。タイトルは、羆撃ちと書いて「くまうち」と読む。
本人による自伝的作品だが、抜群に面白い。大自然の中で生きるということ、そして、命について非常に考えさせられる1冊だ。
山本 譲司「累犯障害者」
山本譲司氏による衝撃のルポタージュ。世の中の知らない部分がみえてくる。
内容についてはデリケートな部分もあるので、「BOOK」データベースから引用しよう。
刑務所だけが、安住の地だった―何度も服役を繰り返す老年の下関駅放火犯。家族のほとんどが障害者だった、浅草通り魔殺人の犯人。悪びれもせず売春を繰り返す知的障害女性たち。仲間内で犯罪組織を作るろうあ者たちのコミュニティ。彼らはなぜ罪を重ねるのか?障害者による事件を取材して見えてきた、刑務所や裁判所、そして福祉が抱える問題点を鋭く追究するルポタージュ。
この本も非常に考えさせられる1冊だ。ここに書かれているのは、決して特殊な世界の話ではない。
著者の山本譲治氏のスタンスがやや気になる部分もあるが、それを差し引いても、価値ある1冊ではないだろうか。
甘酒を自分で作れちゃう「甘酒メーカー」
ヨーグルトメーカーを調べていたら、「甘酒メーカー」があることを知った。
「マルコメ 甘酒メーカー 糀美人」である。糀美人は「こうじびじん」と読む。
ヨーグルトメーカーより少々手間がかかるようだが、甘酒好きにはたまりませんなあ!
続いては、こちらである。
マルコメのものと同じようにみえるが、「ヨーグルト・発芽玄米・甘酒・納豆メーカー ROOMMATE」である。そう、納豆もできちゃうのである。
名前は「ROOMATE」である。ルームメイトと聞いて「井上涼子」を思い浮かべるのが通(つう)だよネ!「せっかくだから」といえば、コンバット越前である。
続いてはこれだ。
TANICA 【温度調節機能で市販・カスピ海・ケフィアヨーグルト / 納豆・甘酒に対応】 ヨーグルティア スタートセットである。
これも面白そうですなあ!しかし、納豆は自分でつくるより普通に買ったほうが安いかも・・・。
ひゃあ!こっちは豆腐もできちゃうメーカーである。
甘酒はないものの、おかゆ、ヨーグルト、とうふができる。
最初はヨーグルトだけでもすごいと思っていたのに、こうして見ていると、いろいろつくりたくなってきますなあ。
TANICA 【温度調節機能で市販・カスピ海・ケフィアヨーグルト / 納豆・甘酒に対応】 ヨーグルティア スタートセット ホワイト YM-1200-NW
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