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カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

「弱虫ペダル Re:ROAD」と「劇場版 弱虫ペダル」を見た

弱虫ペダル Re:ROAD」と「劇場版 弱虫ペダル」を見た。

弱虫ペダル Re:ROAD

弱虫ペダル Re:ROAD

こちらは、テレビ放送分の総集編にプラスアルファの内容になっている。

2期の名シーンとともに、テレビでは放送されなかったエピソードが楽しめる。

よくまとまっていると思うが、これを見ると本編をまた見たくなってしまうのが困ったところだ。

特に、鳴子君の登りや、今泉君と御堂筋君の勝負は、前フリからもう一度じっくり見たいところだ。

思うこと

ただ、こういう作品のつくりは、どうなんだろうと思うことがある。

「総集編+α」というのは、アニメでよくあるスタイルらしいが、ワタクシのようなアニメに詳しくない人には、しっくりこない部分がある。

そりゃ、ワンシーンでも新しいシーンがあれば「見たい!」というのがファン心理なのだろうが、その心理をいいように利用されているんじゃないか?と思ってしまうんだよな。

まあ、これはアニメに限らず特典商法にも言えることだと思うが、どうなんだろうと思ってしまうな。

劇場版 弱虫ペダル

劇場版 弱虫ペダル

こちらは劇場版である。

総集編ではなくオリジナルストーリーだが、ファン向けの作品という印象だ。もう一度、あのキャラたちに会える的な感じとでも言おうか。

レースそのものよりも、選手たちそれぞれの姿をたのしむのが正解かもしれない。

なので、この作品で「弱虫ペダル」を知るというよりも、本編を見終わってから見るのがいいように思う。ボーナストラック的作品だ。

クセになるキャラ

弱虫ペダルは魅力的なキャラが多い。最近、ワタクシが気に入っているのは、泉田君である。


アブッ!アブッ!アブーッ!!!

自分の大胸筋に、アンディとフランクという名前をつけ、ことあるごとに「アブ!」という。

自転車をこぐときも「アブッ!アブッ!アブッ!」と言いながら前進していく。かっこいいのに、笑えてくるキャラクターである。

何これ、外道すぎて面白い!逢坂剛「兇弾」

逢坂剛兇弾」を読んだ。

兇弾 禿鷹?

兇弾

兇弾は、目的のためなら手段を選ばない外道警察官・禿鷹(ハゲタカ)シリーズの第5弾である。

禿鷹の夜 (文春文庫)

警察モノの小説は、警察の闇を書いたものが多いが、これはかなり強烈だ。幹部も腐っているが、ほかの警察官も見事に腐っている腐女子的な意味ではない)。

当然、主人公も汚れているのである。

ある場面で、相手をしょっ引くためにあるテクニックをみせるのだが、ワタクシはこれを読んで、まさに外道だと思った。怖ぇよ。

だが、めちゃくちゃに面白い

この作品、めちゃくちゃに面白い。なにせ登場人物の誰もが、まっすぐではないのである。

おまけに主人公が組むパートナーも疑わしいのである。

また、警察内部の外道っぷりもすさまじく、どこぞのマフィアみたいなのもいる。

そんなわけで、話がどう転がっていくのかが全く読めないのだ。面白いぞ、これは。

はみ出し方のケタが違う

警察モノ・刑事モノの作品には、よく「はみ出し者」のキャラクターがいる。主人公の場合も多い。

そうしたキャラクターは、あくまで捜査手段が独特だったり、他とつるまないことがポリシーだったりすることがほとんどのように思う。

絆回廊: 新宿鮫10 (光文社文庫)

大沢在昌先生の「新宿鮫」もそうですな。無間人形(新宿鮫4)あたりで完結していればなあと思うことがある。

禿鷹シリーズに出てくる警察官は、はみ出し方のケタが違う。

犯罪スレスレとかそういうレベルじゃなくて、もろ犯罪じゃねえか!ということがいっぱい出てくる。

ネタバレになる部分が出てくるので、詳しくは触れないが、この外道っぷりは面白いですぞ。

これまでの経緯も書かれているので、シリーズを読んでいなくても大丈夫だ。興味のある人はぜひ読んでほしい。

いいお店だなあ

先日、ホビー用品を買おうと思ったのだが、近くに売っているところがほとんどないことに気づいた。

ホビーショップとかおもちゃ屋さんとか、昔はあちこちにあったのに、なくなっちゃたもんなあ。

ジョーシンに行く

どうやら近場には、ジョーシンヤマダ電機ぐらいにしか置いていない感じだ。

そんなわけで、ジョーシンの売り場にいってみたが驚いた。

コーナーがものすごく丁寧で親切なのである。

ポップや札があちこちに貼ってあり、「○○をお忘れではありませんか?△△にはこの○○が必要です」とか、「これとこれは、このような違いがあります。この用途の場合は、こちらがおすすめです」とか、すごくわかりやすいのだ。

これが事務的な感じではなく、店員さんがやさしく説明してくれる感じで、全部手書きで。

ワタクシのようなド素人にも、ほんとわかりやすくて、これはすごいなあと思った。

たぶん、このジャンルに明るくて大好きな店員さんがいるんだろうなあ。

心の底から感動してしまった。

また行こう

必要なものカゴに入れてレジに持っていくと、店員さんがとても嬉しそうに対応してくれた。

なんとなく、あの売り場を作ったのはこの店員さんかなあと思った。

なんというかな、ジョーシンという大型店の中のコーナーだけど、ホビー好きのためにつくられたホビーショップっぽい感じでよかったなあ。

また行こう。

「カラマーゾフの兄弟」を読みきるためにした工夫

昨日は、「カラマーゾフの兄弟」を読了した旨を書いた。

挫折する人も多いと言われる「カラマーゾフの兄弟」だが、今回は、ワタクシなりに読みきるためにした工夫を紹介しようと思う。

あせらない

カラマーゾフの兄弟〈中〉 (新潮文庫)

とにもかくにも、これである。カラマーゾフの兄弟は大作だ。

ページ数が膨大なだけでなく、どのページをみても改行がほとんどなく、字がびっしりだ。

そのため、読んでも読んでもなかなかすすまないという気になることがある。

そんな時に、ふと「これがこの先ずっと続くのか・・・」と思ってしまうと、とたんにつらくなってくる。

ワタクシの場合は、なんとしても読み切りかったので、読み終えるまでの期限を設けないことにした。

1年ぐらいかかってもいいから、のんびりいこうぜと思ったのである。

具体的には「1日2ページ以上読めればOK、でも毎日読む」と決めた。

多い日は数十ページ読み進めることもあったが、結果的にこうしたスタンスでのぞんだのがよかったと思う。気負いがなくなり、楽な気持ちで読み続けることができた。

わかりやすい訳を選ぶ

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

海外の小説はこれも大きなポイントだ。

ワタクシは原卓也先生の訳のものを読んだが、読みやすそうな訳者のものを選ぶか選ばないかでずいぶんと変わってくる。

ワタクシは訳者を選ぶとき、適当なページをひらいてみて、読みやすいかどうかで決めている。

ほぼフィーリングの問題なので、半ページぐらい読むだけでも意外とわかるものだ。

ワタクシの場合、そこで合わないと思ったときは、実際に読み始めてもやはり合わないことが多い。

すべてを理解しようとしない

これも重要だ。

しっかりと理解しながら読みすすめていくというのは、大事なことではあるが、作品によっては、そう読まないほうがいい場合もあるように思う。

そういう読み方をしていると、理解しにくい箇所が立て続けに出てきた時に「自分にはむいていないのか」という気がしてしまうことがある。

だが、わからないことは後から調べてもいいのである。

少なくとも、カラマーゾフの兄弟に関しては、そのように読んだほうが、だんぜん読みすすめやすいように思う。

本は何度でも読み返せるものなのだから、1回ですべてを理解する必要はないように思う。

人物のメモをしない

カラマーゾフの兄弟には様々な人物が出てくる。

名前自体がややこしい上に、時には愛称で呼んだり、場面によって呼び方が変わったりする。

人物のメモをしながら読むのも手だが、ワタクシはメモなしでも十分にいけた。

基本的に、どの人物も濃い上に、重要な人物は何度も出てくるので、読んでいるうちに、自然と入ってくる。

メモをしないと人物が覚えられないのでは・・・という人もいるだろう。

たしかにワタクシの場合も、人物が再登場した時に「あれ、誰だっけ?」と思ったことが何度かあった。

だが、その後の描写でちゃんとフォローされているので、すぐに思い出すことができた。

超スローペースで読んだワタクシでもそうなので、ある程度のペースで読んでいる人なら、もっとスムーズに思い出せるのではないかと思う。

人それぞれの物語

カラマーゾフの兄弟は、誰が主役というわけでないように思う。

ワタクシは、上巻を読んでいる時に、これはアリョーシャの物語かなと思っていたのだが、読み進めていくうちに、人それぞれの物語であるような気がしてきた。

読み終えてみると、全員の物語でもあるなあと思った。グルーシェニカの物語でもあるし、へちまの物語でもある。そのほかの人物も同様に思う。

つまり、その時々に展開されている物語をたのしむように読むと、読みすすめやすいと思う。

まとめ

と、こんな感じで書いてみたが、実際問題、読み始めてつまりやすいところは、一部だと思う。

ワタクシの場合は、ゾシマ長老のくだりが難所で、これ以外は非常にスムーズに読めた(ここを難所と思う人は少ないような気がするが、ワタクシはなかなか進まなかった)。

カラマーゾフの兄弟、最後まで読んで本当によかったと思う。そして、これから先、また何度でも読みたいと思う作品だ。

興味のある人はぜひチャレンジしてほしいと思う。

カラマーゾフの兄弟、ついに読了!

やっとである、ついにである。カラマーゾフの兄弟を読了した。うれしい。

カラマーゾフの兄弟

カラマーゾフの兄弟〈下〉 (新潮文庫)

カラマーゾフの兄弟」は、ロシアの文豪・ドストエフスキーによる作品だ。

心にくるシーンは人それぞれだろうが、ワタクシはアリョーシャと少年たちとのエピソードがたまらなく胸にきた。

エピローグは、涙なくして読めなかった。心の底から、読んでよかったと思った。

ドストエフスキー作品との出会い

ワタクシがドストエフスキー作品と出会ったきっかけは、青木雄二先生の著書である。

そう、あのナニワ金融道青木雄二先生である。

僕が最後に言い残したかったこと

青木雄二先生の著書には、よくドストエフスキーの「罪と罰」についての話が出てきた。

青木雄二先生が「罪と罰」を読んだ時の衝撃が書かれていて、ワタクシも「これは読まねば!」と思ったのである。

いきなり面食らう

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

さっそく「罪と罰」を手に入れて読み始めたのだが、いきなり面食らった覚えがある。

登場人物の名前がむずかしい!

当時、ワタクシは国内の小説ばかり読んでいて、ロシアの作品は初めて。

人物の名前が、聞いたことのない響きばかりで、すんなりと入ってこないのである。おまけに愛称で呼んだり、さらに違う呼び方をすることがあったりと、もう混乱の極みである。

「なんだかとんでもないものを読み始めてしまったなあ」というのが、最初の感想だ。

だが、面白いもので、読んでいるうちにだんだんとわかってくるのである。そうしたらもう、すっかりハマってしまった。

今ではワタクシにとって大切な作品である。

たぶん、青木雄二先生が衝撃を受けたということを知らずに、「なんとなく」で手にとっていたら、投げ出していたような気がする。

これがワタクシとドストエフスキー作品の出会いである。

まとめ

カラマーゾフの兄弟を読み終わってから、いろいろな考察を読んでは、内容を振り返っている。しばらくしたらまた読みたいと思っている。

「クライマー パタゴニアの彼方へ」を観た

先日、「クライマー パタゴニアの彼方へ」を観た。

クライマー パタゴニアの彼方へ(字幕版)

2003年に製作されたドキュメンタリー映画である。

クライマー パタゴニアの彼方へ

「クライマー パタゴニアの彼方へ」は、クライミング界の若き天才・デビッド・ラマが難攻不落の山に挑む物語だ。

それも、フリークライミングでチャレンジするというすさまじい作品だ。ドキュメンタリー映画なので、もちろん実話である。


映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』予告編


舞台となるセロトーレは、標高だけでいえば、3000メートルを越すぐらいだが、その形状が強烈だ。

もろに垂直なのである。

その上、信じられないほどの強風が吹きまくり、上からは氷の塊が降ってくるという、絶望を山にしたらこんな感じといわんばかりの山である。

しかも、フリークライミングで挑戦するのだ。なんということを・・・という話である。

ヘルメットにつけたカメラからの映像がすごい

作品内では、ヘルメットにつけたカメラからの映像も差し込まれるのだが、これがまたすさまじい。

息遣い、臨場感がダイレクトに伝わってくる。手が映る・・・す、素手で登ってる!?

ワタクシはド素人なので、フリークライミングがそういうものかどうかはよく知らないのだが、なんかこれ、人間業じゃないなと思ってしまった。

時々、下を眺めるシーンも入るのだが、怖っ!!

ワタクシは高所恐怖症なので特にかもれないが、なぜ、平気で下をみられるんだ?普通、失神するだろ・・・と思った。人間業じゃないなと再び思ってしまった。

見やすいドキュメンタリー

デビッド・ラマと相方のペーターの人柄もあるのだろう。トゲトゲとした空気もなく、非常にみやすい作品だ。

おすすめの1本である。

 

クライマー パタゴニアの彼方へ [Blu-ray]

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オビツボディにメイク

昨日の記事の続きである。今度はボディのメイクだ。

ボディのメイク

今回、ワタクシがやりたかったのは、ヘッドだけでなく、オビツボディにもメイクをしたいということだ。

だが、エアブラシは持っていないし、スプレー系の塗料も持っていない。もちろん、プラスチックに塗装する材料もない。

そんなわけで、できるかどうかわからないが、ヘッドのメイクと同じ手を使ってみることにした。

オビツボディ

オビツドール 21cm オビツボディ 女の子 ホワイティ ソフトビニール製 可動フィギュア素体

オビツボディはこんな感じのものだ。ワタクシが買ったものは、手の部分以外、プラスチックでできている。

つるつるしているので、このままだと水彩色鉛筆やソフトパステルの色が乗りにくそうだ。

こうしたジャンルには全く詳しくないのでよくわからないが、ソフビのヘッドと同じように、色を乗せやすくする処理をしてみたらどうだろうと思った。

表面をざらつかせるのである。

ペーパー

Gツール MT307 Mr.ペーパー #1000

表面をざらつかせるために、全体をペーパーがけしてみた。

どのくらいの目のものを使ったらいいかよく分からなかったので、とりあえず手元にあった1000番を使ってみた。

これまでの作業、とりあえずばかりだが、気にしないでほしい。

ペーパーをかけてみると、おお、ボディのツヤがなくなっていく!適当に選んだわりにはなかなかいいぞ、わはは。

メラミンスポンジ

レック 激落ち ポイポイ ( メラミンスポンジ )

なんとなく表面が粗い感じがしたので、その後、メラミンスポンジを使うことにした。

こういう順番でいいのかどうかは知らないが、水につけたメラミンスポンジで全体を磨いてみたら、表面がずいぶんと落ち着いた。

水彩色鉛筆もソフトパステルもこれでいけそうだ。

色のつき方

さっそく水彩色鉛筆で作業に入る。最初に衝撃を受けたのは、色のつき方である。

ソフビヘッドの感覚でいくと、めちゃくちゃ色がつくのだ。

これが本来の色の乗り方だろうが、ヘッドの様子とあわせながら塗る必要がある。

ソフトパステルも、それなりに乗る感じだ。

ただ、ソフトパステルはどうしても定着力に難があるので、ある程度乗せたら、つや消しをかけるなどして定着させるのがいいかもしれない。

ほぼ満足の仕上がり

一連の作業を終えて、ボディにヘッドをセットしてみると、おお、なかなかいいではないか。

ただ、筆だったらもう少しいけたかも・・・という点がいくつかある。まあ、筆使ったほうが早そうだしなあ。

次にやるときは塗料と一緒に筆も買ってみるかな。

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