どのようにして本を買う量を減らしたか その2
昨日の記事「どのようにして本を買う量を減らしたか」のつづきを書いていこう。
月額読み放題を利用する
本や雑誌の読み放題サービスは、本好きにとってはたまらないサービスだ。
「常に本を読んでいたい」「本を探すのがたのしい」という欲求を満たしてくれる。
読み放題サービスはいろいろあるが、ワタクシはKindle Unlimitedを利用している。
ラインナップの入れ替えも頻繁にあり、書店を歩くような感覚で本を探すことができる。
昔の本でも面白い
昔の本でも面白い本は面白い。
当たり前のような話だが、これに気づくと新刊ばかりを追いかける必要はないことがわかってくる。
ジャンルの多様性
本以外のジャンルでもそうかもしれないが、そのジャンルに元気がなくなると、多様性が失われていく。
要は、売れそうな本、失敗しにくいような本が増えてくるのだ。
小説好きな方なら感じたことがあると思うが、一時期、どの作家もこぞって時代小説を書き始めたことがあった。
当時は「なんでみんな同じことを・・・」と思ったものだが、今の小説は多かれ少なかれ、こうした傾向がある。
ドラマ化狙いの小説、大根演技&薄っぺらい人物描写の小説が本当に増えた。
昔の本
今の本に「?」と思った時は、昔の本をあたってみると求めていたものが見つかるかもしれない。
今は図書館のほかにも、青空文庫や電子書籍など、昔の本を読める環境が充実している。
以前は、読みづらいとされた海外の古典文学も、電子書籍であれば、人物名にスポットをあてたり、言葉の意味を調べながら読めたりと、格段に読みやすくなった。
Kindleでは様々な作品がラインナップされている。
画像は古典教養文庫。これは著作権の切れた作家の作品を底本に電子書籍化したものだ。
低価格で販売されているので、こうしたところから読み始めてみるのもいい。訳は古いが、ハイライトや検索など電子書籍ならではの読書ができる。
「紙の本を買わずとも」という選択肢が増えてきているわけだ。
次回につづく。
どのようにして本を買う量を減らしたか
先日、数か月ぶりに紙の本を買った。
以前は月に数十冊の本を買っていたのに、変われば変わるものである。
今回は「どのようにして本を買う量を減らしたか」を書いてみよう。
新作情報を追いかけない
本を買う量を減らしたい人は、できるだけ新作情報を入れないようにするといい。
新しいものは「新しい」の魔力とでもいおうか、実際よりも輝いてみえることが多い。
未知への期待とあいまって、非常に魅力的にみえる。
ワタクシはこの状態を「熱に浮かれる」と呼んでいるが、この状態だとどの本も面白そうにみえて、バンバンと買ってしまう。
時間をおくと「本当にほしいもの」がみえてくる
この「熱に浮かれた状態」を避ければ、おのずと購入数が減ってくる。
気になる新作がある場合は、「いつかほしいもの」としてリストに挙げておく。
そして2~3か月ぐらい経ってから、もう一度リストをみてみると、「なんでこれを欲しかったんだろう?」という本が多いことに気づく。
新作として知った時は「おお!」と思ったものでも、「なんだ、わりと普通じゃん」となるものもけっこうある。
こうして「本当にほしいもの」をみつけていけば、かなりの購入数を抑えることができる。
新聞広告にまどわされない
これも大きなポイントだ。
新聞広告に出ている本は、基本的に「売りたい本」だということを理解しよう。
面白そうにみえるものも多いが、実際に面白いかどうかは別の話。
要は売りたいから「面白そうにみせている」広告なんだな。
○万部突破とか、○○氏絶賛、芸能人の○○さん推薦とか、基本的に面白さとは関係ない。
次回につづく。
手帳を書くのにシャープペンシルを使っている
このところ、手帳を書くのにシャープペンシルを使っている。
今まではボールペンを使っていたのだが、ためしにシャーペンで書いてみたら、なに、この便利さ!
一発でシャーペン派になってしまった。
ぺんてる シャープペン スマッシュ 0.5mm Q1005-1 ブラック
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失敗しても消せる
手帳にシャーペンを使う最大のメリットはこれ。
明らかなミスはもちろんだが、自分で書いてて気持ち悪い字ってあるよね。
ワタクシの場合は「品」とか「操」。「口」のバランスが悪いと、すごくぞわぞわする。
特に、手帳の初っ端でこれをやってしまうと、絶望的な気分になったりもする。
だが、シャーペンなら安心だ。気のすむまで消して直すことができる。
スケジュールの変更がしやすい
スケジュールの変更があった時も、消して書きなおせばOK。
仮の予定はシャーペンで書いて、決まったらペンで書くとか、めんどくさいことしなくてもいいんだぜ。
「手帳の書き方」を変えやすい
手帳を使っていると、「あ、この方法どうだろう」と思って、今までとは違う使い方を試すことがあるよね。
で、ちょっとやってみて「やっぱりやめた」とか(笑)。
そんな時も、シャーペンなら修正し放題だ。
ペンで書いた時のように、血迷った手帳術の痕跡が残ることもない(笑)。
見直しがしやすい
「消して書き直すことができる」というのは大きなメリットで、手帳の見直しもしやすくなる。
過去に書いたページの整理がしやすくなるんだな。
あと、黒歴史を消せるのも大きい。やっぱり消したほうがいいことってあるよな。
しばらく使うと慣れてくる
ペンからシャーペンに移行して最初に感じるのは、「書き心地」と「濃さ」だろう。
ワタクシも最初はかなり違和感があった。特に、ペンのくっきりした発色に慣れていると、シャーペンはなんだか頼りなく見えてしまう。
が、面白いもので使っていくうちに、濃さには慣れてしまう。逆にペンのほうが濃すぎるようにみえてくるぐらいだ。
まとめ
そんなわけでシャーペン派に転向したワタクシだが、書くのがたのしくて仕方がない。
手帳の書き方で悩んでいる人はぜひシャーペンも試してほしい。書きなおせることのメリットは本当に大きい。
Kindle Unlimited おすすめマンガ「紅の挑戦者」
Kindle Unlimitedで「紅の挑戦者」をみつけた。
これはうれしいなあ!
紅の挑戦者
「紅の挑戦者(くれないのチャレンジャー)」は、1970年代に少年マガジンで連載されていたキックボクシングのマンガである。
ワタクシはリアルタイムでは読んだことがないが、たまたま古本屋でみつけた巻が面白く、いつか全巻読んでみたいと思っていた作品だ。
電子書籍版では原作が梶原一騎になっているが、ワタクシが古本屋でみつけた単行本は「高森朝雄」名義になっている。
梶原一騎の別名義だが、こうした違いがあるのも面白い。
主人公は紅闘志也(くれないとしや)。元サッカー選手で、オーバーヘッドキックを武器にキックボクシングの世界に入っていく。
男と男の生き様
表紙をみていただくと分かると思うが、昨今のマンガとは違い、実に泥臭いタッチである。
内容もそのままで、実に泥臭く、主人公は倒れても倒れても立ち向かっていく。
このあたりは、タイガーマスクやあしたのジョーにも共通する「梶原イズム」といったところだろう。
男たちがリングで戦う姿は、実にせつなく、そして美しい。
打倒ガルーダへ
主人公の紅は、打倒ガルーダを目標に、数々の強敵と戦っていく。
コーチは、片足の空手家・大利根一鬼。上の画像の左下にいる男だ。ガルーダとの戦いで片足を失い、復讐に燃えている。
すさまじい戦い模様
この作品のすごいところは、なんといっても「痛みが伝わる」ところだろう。
打撃の表現が巧みで、一発一発の重さがズシンズシンと伝わってくる。
それによって、ムエタイの凄まじさはもちろんのこと、最強の王者ガルーダの化け物っぷりが見事に表現されている。
こんな怪物を相手にどう勝つんだよ!と思わされる。
その答えはリングにある
紅の挑戦者は、同じ梶原一騎作品の中でも、タイガーマスクやあしたのジョーほどのバックストーリーやドラマはなく、「リングがすべて」といった作品だ。
試合のすさまじさはもとより、ここまで打撃が強烈な作品はそうないと思う。興味がある人はぜひ読んでほしい。
Kindle Unlimitedなら、全巻読み放題だ。
ブヨにかまれたところがぶり返す
ブヨにかまれたところだが、どうも不思議だ。
先日の記事で、腫れもかゆみもなくなり、ほぼシミのようになったと書いた。
その時は、完治はもう間近かと思っていた。
が、それは大間違いだった。
なぜか再び腫れてくる
なぜだかわからないが、いったんシミのようになった部分が、再び腫れあがってくることがあるのだ。
かゆみも伴い、かまれた後と同じ状態に戻ってしまうのである。
時間が経つとおさまることもあるのだが、また復活することもある。
なんという厄介・・・ブヨとの戦いはまだ終わっていなかったのである。
復活するところをみてみると
ブヨにかまれたところは、復活するところとしないところがあるようだ。
見てみると、途中でつぶれるなどして、中から汁が出たところはそのまま治ってきている。
どうやら、中の芯が残っているところが復活するようだ。中にまだブヨの毒が残っているのかもしれない。
虫刺されの毒を吸い出すのに、ポイズンリムーバーというアイテムがある。
蚊やブヨに刺された後、簡単に毒を吸い出すことができるアイテムだ。
あくまで応急処置用ではあるが、これからはこうした対策も考えなくてはならない。
まとめ
完治は間近!と思ったところで、これである。ああ、長くかかりそうだなあ。
ドクターヘッセル インセクト ポイズンリムーバー 00050008
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今日は「クレイジータクシー」について話してみよう
今日は「クレイジータクシー」について話してみよう。
2000年にドリームキャスト用ソフトとして発売されたハチャメチャドライビングゲームである。
1999年に登場したアーケード版がもとになっており、後にPSやGC、Xboxでも発売されているのでご存知の方もいるだろう。
クレイジータクシー
クレイジータクシーといえば、なんといっても「ヤーヤーヤー」からはじまるこの曲だろう。
オフスプリングの「All I Want」である。
この曲の疾走感とクレイジータクシーのぶっ飛びっぷりが見事にマッチして、クレイジータクシーといえばこの曲がないと!と思う人も多いのではないだろうか。
当時のドリームキャストを出していた頃のセガは、楽曲がGOODな作品も多かった。
スペースチャンネル5はその最たるものだろう。
Space Channel 5 (1999) SUPERPLAY / SEGA Dreamcast
この動画では3:14あたりから流れる「メキシカンフライヤー」は、スペースチャンネル5といえばこれ!というぐらいにマッチした曲である。
JET SET RADIOも名曲ぞろいだ。
Jet Set Radio Soundtrack - Magical Girl
Jet Set Radio Soundtrack - Super Brothers
JSRの代名詞ともいえる曲である。いずれもギターベイダーの名曲だ。
みてみぃ、このクレイジーっぷり!
さて、話をクレイジータクシーに戻そう。
このゲームのすばらしいところは、とにかく何も考えずに遊べるということである。
ルールは「お客を乗せて目的地に届ける」。たったこれだけである。
お客さえ届ければ、どこにつっこもうがぶつかろうが関係ナシ。後ろに乗っているお客もどこかイカれているので、プレイしているとハイになってくる作品だ。
ちなみに、クレイジータクシーは極めようと思うとめちゃくちゃに奥が深い。
わずかなタイミングやタイムラグがモノをいうようになり、コンマ数秒を競うレースゲームのようにもなる。
サクッと遊んでもたのしいし、極めようと思うと奥が深い。ある種、理想のゲームといってもいいかもしれない。
続編も出ているが、ワタクシはこの初代がいちばん好きである。
CRAZY TAXI(クレイジータクシー) (Playstation2)
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今日は「LUNAR シルバースターストーリー」について話してみよう
今回は「LUNAR シルバースターストーリー」について話してみよう。
ルナ シルバースターストーリー
LUNAR シルバースターストーリーは、RPGが少なかったセガサターンにおいて存在感のあるソフトだった。
冒頭の動画をみていただいた方はわかると思うが、ファンタジーなテイストのRPGだ。
ただ、当時はこうしたアニメ系の作品は、ゲームファンにとって「王道作品とはちょっと別」という空気があったように思う。
RPGはやりたいけど、アニメ系はなあ・・・という雰囲気が根強かった時代だ。
とてもいい作品なのだが・・・
当時はセガサターンとプレイステーションが熾烈なシェア争いを繰り広げており、「次世代」を感じさせるソフトやチャレンジが人気だった。
マシンパワーが上がったことにより、3Dポリゴンやムービーをはじめ、演出にもずいぶんと幅ができた。
そこで「LUNAR シルバースターストーリー」である。
セガサターン版 LUNAR シルバースターストーリー プレイ動画 part5
もとは1世代前のメガCD版「LUNAR ザ・シルバースター」のリメイクということもあるが、フィールドや戦闘は昔ながらのRPGといったふうである。
これはこれで味があり、細かいところまで作りこまれてはいるのだが、どうしても古さを感じる部分がある。
悲惨なCM
もう1ついえば、テレビCMも散々なものだった。
セガサターン ルナ シルバースターストーリー 発売前・後CM
誰に売る気なんだ・・・と思わされるCMだが、当時はこういうCMが多かった。
ゲームらしくないCM、やたらと一般層を振り向かせようとするCMが多く、一発ネタのようなものも多かった。セガのは特にひどかった(笑)。
おもしろCM VOL.1 「LUNA シルバースターストーリー」
まあ、ひどいといえばPS版のルナのCMも相当だが(笑)。
満足度の高い作品
そんなLUNARだが、ゲームとしては大変に素晴らしいものだった。
合間合間にムービーシーンが入るのだが、これが非常に効果的で、物語に深みを与えていたように思う。
ちなみにこちらがメガCD版だ。
映像・演出ともにずいぶんとパワーアップしているのがわかる。
ただ、繰り返すが、当時は「わかりやすく次世代を感じさせられるソフト」により多くの目が集まっていた時代だ。
もっと評価をされてもいいように思う作品だ。
デザインの変遷
こうしたデザインの変遷をみるのもたのしいものである。