talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

Kindle Unlimited おすすめマンガ「紅の挑戦者」

Kindle Unlimitedで「紅の挑戦者」をみつけた。

紅の挑戦者1

これはうれしいなあ!

紅の挑戦者

「紅の挑戦者(くれないのチャレンジャー)」は、1970年代に少年マガジンで連載されていたキックボクシングのマンガである。

ワタクシはリアルタイムでは読んだことがないが、たまたま古本屋でみつけた巻が面白く、いつか全巻読んでみたいと思っていた作品だ。

紅の挑戦者2

電子書籍版では原作が梶原一騎になっているが、ワタクシが古本屋でみつけた単行本は「高森朝雄」名義になっている。

梶原一騎の別名義だが、こうした違いがあるのも面白い。

主人公は紅闘志也(くれないとしや)。元サッカー選手で、オーバーヘッドキックを武器にキックボクシングの世界に入っていく。

男と男の生き様

紅の挑戦者4

表紙をみていただくと分かると思うが、昨今のマンガとは違い、実に泥臭いタッチである。

内容もそのままで、実に泥臭く、主人公は倒れても倒れても立ち向かっていく。

このあたりは、タイガーマスクあしたのジョーにも共通する「梶原イズム」といったところだろう。

男たちがリングで戦う姿は、実にせつなく、そして美しい。

打倒ガルーダへ

紅の挑戦者6

主人公の紅は、打倒ガルーダを目標に、数々の強敵と戦っていく。

コーチは、片足の空手家・大利根一鬼。上の画像の左下にいる男だ。ガルーダとの戦いで片足を失い、復讐に燃えている。

すさまじい戦い模様

この作品のすごいところは、なんといっても「痛みが伝わる」ところだろう。

打撃の表現が巧みで、一発一発の重さがズシンズシンと伝わってくる。

それによって、ムエタイの凄まじさはもちろんのこと、最強の王者ガルーダの化け物っぷりが見事に表現されている。

紅の挑戦者10

こんな怪物を相手にどう勝つんだよ!と思わされる。

その答えはリングにある

紅の挑戦者は、同じ梶原一騎作品の中でも、タイガーマスクあしたのジョーほどのバックストーリーやドラマはなく、「リングがすべて」といった作品だ。

試合のすさまじさはもとより、ここまで打撃が強烈な作品はそうないと思う。興味がある人はぜひ読んでほしい。

Kindle Unlimitedなら、全巻読み放題だ。

 

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