美術をテーマにした極上ミステリー「鑑定士と顔のない依頼人」
今日は映画「鑑定士と顔のない依頼人」を紹介しよう。
「ニュー・シネマ・パラダイス」で有名なジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品だ。
美術をテーマにした極上のミステリー
先に言っておこう。この作品は大変に面白い。
タイトルもパッケージもパッとしないが、いったん見始めたら最後まで一気である。すばらしい求心力のある作品だ。
The Best Offer
さてこの作品、例によって「鑑定士と顔のない依頼人」というのは邦題である。もとのタイトルは「The Best Offer」なので、まったく違ったものになっている。
洋画を見るときは、ぜひ原題にも注目してほしい。この作品は、最初から最後まで「The Best Offer」がキーになっている。その点に注目して鑑賞するほうが、断然面白い作品だ。
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よく作りこまれた作品
この作品、登場人物がとるポーズが、芸術作品のオマージュだったりする。それが1つや2つではなく、ふんだんに盛り込まれているのだ。
もちろん知らなくても十分にたのしめるが、こうした小ネタを探すのも非常に面白い作品だ。おすすめの映画である。