平松伸二「ブラックエンジェルズ」「リッキー台風」
このところ、電子書籍でマンガを読むのにハマっている。
最近読み始めたのはこれだ。
平松伸二先生の「ブラックエンジェルズ」だ。かなり昔の作品だが非常に面白い。
ブラックエンジェルズ
「ブラックエンジェルズ」は連載開始が1981年というから、今から30年以上も前の作品だ。だが、今見てもあまり古さを感じさせない。
警察の手から逃れている、あるいは法律では裁けない「悪人」たちを暗殺する人間たちの物語だ。
悪人たちを自転車のスポークで暗殺する。
だんだんと仲間が増えていく。みんな普通でないのが素晴らしい(特に右)。
リッキー台風
平松伸二先生といえば、「リッキー台風」も好きな作品だ。
こちらは「ブラックエンジェルズ」よりも前に描かれた作品だが、これも実に面白い。プロレス漫画である。
ワタクシのお気に入りはテリー・ブロンコ(中央のキャラクター)だ。その名の通り、テキサスブロンコ「テリー・ファンク」をモチーフにしたキャラクターだ。
技はテリー・ファンク以外のものも使っていて、ディックマードックばりの予告ブレーンバスターは心が震える。
実在したプロレスラーも多く登場しており、どのレスラーも平松伸二先生のタッチで凛々しく描かれている。
ジャイアント馬場の掛け声が「アッポー」ではなく、「シュボボーッ」というのもかっこいい。
この作品を読むとわかるが、平松伸二先生の絵は、脚のラインが実に美しい。それが色気につながるのだろう。