こんな時代だからこそ「情報」について考えてみよう 苅谷剛彦「知的複眼思考法」
今日は、苅谷剛彦「知的複眼思考法」を紹介しよう。
「知的複眼」は、「ちてきふくがん」と読む。1つの視点からでなく、様々な方向からモノをみることについて書かれた本だ。1996年の本だが、これは名著ですよ。
知的複眼思考法
上で紹介したのはハードカバーのものだが、現在は「講談社+α文庫」から文庫本バージョンが出ている。
知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
- 作者: 苅谷剛彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/05/20
- メディア: 文庫
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文庫のほうには、ハードカバー版にはなかった 「創造力のスイッチ」というちょっと頭の悪そうなフレーズがついているが、それは気にしないでほしい。
というか、この本はそもそも「【それっぽい言葉】で分かった気にならない方法」が説かれている本である。
情報をどう読み解くか
この本は、情報をいろいろな角度からみるための「方法」が多く書かれている。これが大変にわかりやすい。
本書では、新聞記事やコラムを例にしているが、今だったらネットにそのまま置きかえてもいいだろう。
読み物としても抜群に面白いので、おすすめの1冊だ。