商品レビューは正直なのか
前回の「外付けハードディスク話」のつづきである。
エレコム USB3.0対応 ポータブルハードディスク 1.0TB 【WEB限定商品】ELP-XEDUBKシリーズ ELP-XED010UBK
- 出版社/メーカー: エレコム
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それぞれの使用環境
外付けハードディスクは、使用環境が本当に人それぞれだ。
「○ヶ月で壊れました」というレビューも、どういう使い方をしていたのかが分からないと、判断がしづらいしね。
商品レビューは正直なのか
そうそう、ワタクシは商品レビューをあまり書いたことがないのだが、悪い評価をする場合って、自分のことをちゃんと書くのだろうか。
たとえば、落として壊したときに「耐久性がない」「すぐに壊れました」「普通に使っていたのに壊れました」って書く人はいないのだろうか。
あるいは「普通に使っていたら落とすこともある」「落とすことも想定するのが普通」と心から思っちゃっている人とか。
こういうことを考え出したらキリがありませんなw
サポートがクソ
あと、もう1つ思うのは「サポートが最悪」といったレビューだ。
これって、対応が悪いのか「ボクちゃんの言うこと聞いてくれなかった、ムキーッ!」で書いているのか、判断が難しいよな。
電化製品
まあ、電化製品はあたりはずれがあるものだ。長くがんばってほしいものだ。
外付けハードディスクのこと
以前、このブログで外付けハードディスクを探している記事を書いた。
散々迷ったが、結局エレコムのものに落ち着いた。
外付けハードディスク
外付けハードディスクを買うのは2年ぶりぐらいだと思うが、今回は本当に迷った。
というのも、その頃とレビューのようすがずいぶん変わってきたからである。
以前買ったのはこれだ。
Transcend ポータブルHDDだ。非常に使い勝手がよく、今までノートラブル。大満足している商品だ。
今回もこれを買おうと思っていた。
ところが、レビューをみると、以前とは作りが変わったという声がある。また、以前はあまり目にしなかったサポートの問題も書かれている。
Transcend USB3.0/2.0 2.5インチ ポータブルHDD 耐衝撃 M3シリーズ 1TB 3年保証 TS1TSJ25M3
- 出版社/メーカー: トランセンド・ジャパン
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どうみるか
このハードディスクは、よく売れているのかレビューが大変に多い。
悪いと評価したレビューも、たまたま不良品にあたったのか、全体に品質が下がったからなのかは分からない。ここなんすよね、難しいのは。
そもそも、買った人全員がレビューをするわけではないからなあ。
で、ハードディスクは使用環境もみんな違うじゃん?
つなぎっぱなしの人もいれば、頻繁に持ち歩く人、たま~にしか使わない人、本当にそれぞれなんだよねえ。
次回につづく!
エレコム USB3.0対応 ポータブルハードディスク 1.0TB 【WEB限定商品】ELP-XEDUBKシリーズ ELP-XED010UBK
- 出版社/メーカー: エレコム
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もう少し時間をかけて書いてほしかった
本を読んでいると「もう少し時間をかけて書いてほしかった」という本がある。
たとえば、切り口はいいのに説得力や裏づけが足りない、構成をきちんと練れば・・・といった本だ。
スポーツニュースは恐い
先日、「スポーツニュースは恐い」という本を手にしてみた。
スポーツニュースの偏向報道やメディアの問題をテーマにした本だが、非常に残念な内容だった。
主張したいこと自体はいいと思うのだが、構成や料理の仕方が大変によろしくない。
読んでいるうちに、そのへんのおっさんの思い込み話を聞かされているような気になってくるのだ。
スポーツニュースは恐い 刷り込まれる<日本人> (生活人新書)
- 作者: 森田浩之
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2014/02/18
- メディア: Kindle版
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問題はどこだ?
もう一度言うが、主張したいこと自体は面白い。だが、ことごとく説得力がなく、「お前がそう思うんならそうなんだろう お前ん中ではな」になってしまっている。
これは著者の問題なのか、編集の問題なのかはわからないが「これ、本にする前に誰も気づかなかったのかよ・・・」というレベルだ。
データや裏づけのある情報を増やす、実例を挙げるだけでもずいぶん変わると思うのだが、つくづく残念な1冊だ。
まあ、そもそも文章自体が致命的によろしくないので、時間をかけても無理かもしれないな、ンムフフフ。
その時々で話題になる本がある
ワタクシは本を読むことが好きである。だが、できるだけ流行りモノには乗っからないようにしたいと思っている。
時間がたってから考える
その時々で話題になる本がある。そうした本は、流行りの時期を過ぎてから読むほうが、自分なりの読み方や評価がしやすいように思う。
流行っているときって、どうしても時代の空気に流されちゃうからネ!
たとえば、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本がある。
新書が没落するきっかけになった本という声もあるが、その後、多くのクソ・・・いや類似本を生み出した本でもある。
こうした本も、話題になっているときに読むのと、みんながすっかり忘れた頃に読むのとでは、印象が全然違う。
今読むと、つかみは秀逸だと思うが「お、おう・・・」という内容である。
ぱらぱらとめくった感じでは面白そうに思えるが、最後までその予感だけだったという本だ。
さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2005/02/16
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なんで流行ったんだろうな
こうした本を今読むと「なんで流行ったんだろうな」と思うことが多い。ワタクシのようなひねくれ者は、それでまたニヤニヤできるわけだ。
まあ、それはどうでもいいが、こうした本を今読んでいまいちに感じるのは、決して内容が古くなったからではないんだよな。別のところに問題のあることが多いように思う。
まあ、もともと「読み捨てに近い感じ」で作られたのだろうが、それにしてもちょっとやりすぎたのかもしれませんな。
当時も思ったが、今見ても出落ちみたいなタイトルである。
出版が厳しいという話はよく聞くが、内容がスカスカな本を乱発しまくったのも大きいように思う。
本を読む意味、本を読んでよかったと感じさせる部分を奪ってしまったのではないだろうか。まあ、そういうのは本だけじゃないけどネ!
「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い?禁じられた数字〈下〉? さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/29
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食い逃げされてもバイトは雇うな?禁じられた数字〈上〉? さおだけ屋はなぜ潰れないのか? (光文社新書)
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/03/29
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ショーペンハウアー「読書について」
読書についての本を読むのが好きだ。ワタクシが最近読んでいるのはこれだ。
ショーペンハウアー「読書について」である。
読書について
ショーペンハウアー(ショーペンハウエル)と聞くと、「うわっ難しそう」というイメージを持つ人も多いだろう。
だが、そこは光文社古典新訳文庫である。非常に読みやすい訳でまとめられている。
作品によっては、翻訳がとんでもない地雷だったりするシリーズだが、うまくはまったものは本当に素晴らしい。
この「読書について」は、うまくはまったタイプだろう。とても読みやすい上に、抜群に面白い1冊だ。
読書の本質
この本を読んで驚くのは、時代が変わっても人はそうそう変わらないなあということだ。というか、ここに書かれている「本を取り巻く状況」は、今の日本のそれと同じっすよ!
当然、内容やレベルは違うだろうが、本質的なところはショーペンハウアーが指摘している通り、いや、それ以下の未来になってしまったなあという感じである。
日本は映画も絶望的だが、本も・・・はあ、もっとひどくなっていくんだろうなあ。
「なんつーか、もう終わってるよな。 しかも、相当深刻なレベルで」という感じである。
痛烈だけど痛快
「読書について」は、今の日本の本を取り巻く状況に「はあ・・・」と思っている人には痛快な1冊だ。そうそう、そういうことなんだ!ということが存分に書かれている。
本の読み方、本を読む側のことも書かれていて、これがまたいい話なんだ。痛烈なんだけど「読書ってそういうことなんだ」とわからせてくれる。
的確な言葉と豊富な語彙で、気持ちよくズバズバと言ってくれる、実にいい1冊だ。
光文社古典新訳文庫を読んだ後は、別の訳者の本もセットで読もう。光文社古典新訳文庫は、読みやすい分、原文からやや離れた訳になっている場合もあるからだ。入口と考えるといいように思う。
本に書き込みをしながら読んでみた その3
本に書き込みをしながら読んでみた話の3回目である。
フリーハンド
本に線をひくときは、もちろんフリーハンドである。線が曲がっても気にしない。こういうときに、ワタクシが考えるのは「何のために線をひくのか」である。
ワタクシの場合は、その本を「理解するためにひく」。だから、定規でひいたような線である必要はない。
こうした目的は、欲張らないことが大切だ。根本を見失うハメになるように思う。
ワタクシは手帳術やノート術も根本は同じだと考えている。「何のために」は1本でいいのだ。
昨今は「見せるため」「承認欲求を満たすため」にやっていることを手帳術やノート術に含めるきらいがあるが、それらは別モノとして扱うべきだとワタクシは思っている。
本を読むということ
「3色ボールペンで読む日本語」の感想をみると「正しいひきかたが身につくように練習したい」といった声もある。
この本の中で「前提となる読みが狂ってはならない」と書いてあるそばからこれである。
先日の記事で、齋藤孝氏の本について「1冊の中で何回同じ話をするんだよ!」と書いたが、上のような感想をみると大事なことは何回言ったらいいのだろうと思ってしまうな。
子供向けの本
これは違った意味でとらないでほしいのだが、「難しいなあ」と思うジャンルがあったら、小学生向け・中学生向けがないかを探してみるといいように思う。
実際、ワタクシもよくやっているのだが、子供向けのほうがわかりやすくシンプル&的確に説明されているので、根本的な部分をつかみやすい。
で、それがわかってから大人向けを読むと、より理解が深まるように思う。
小説なんかもそうだぜ。いい本がないなあと思ったら、児童文学を読んでみるといい。名の知れたもの、長く読まれてきたものの深さ、面白さに驚くはずだ。
これはワタクシの大好きな1冊だ。心がふるえる1冊だ。挿絵がまた泣かせるんだ。
これも素晴らしい1冊だ。児童文学なんて・・・と言わずにぜひとも読んでほしい。
- 作者: 斎藤惇夫,薮内正幸
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/06/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: ミヒャエル・エンデ,大島かおり
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本に書き込みをしながら読んでみた その2
「本に書き込みをしながら読んでみた話」の続きである。
ブックオフで108円の新書を買う
今回、これ用にブックオフで108円の本を買ってきた。こういうときにブックオフの新書コーナーは便利ですなあ。
そうそう、ここでいう「新書」は新しい本という意味ではなく、岩波新書とか中公新書とか講談社現代新書とかのこと。
たとえばこんな感じの本だ。
縦長サイズでちょっと薄めの本。この類の本が並んでいるのが新書コーナーだ。
どうでもいい話だが、この本はハズした感があるよな。
せっかくだから
新書は様々な出版社から出ている。新書というと、昨今はうさんくさいものやタレント本が多くなってしまったが、探してみると良書も多い。ブックオフにあるかどうかは別だが・・・。
ちなみにワタクシの行くブックオフにはこの本がよく置いてある。
新書さがし
まあ、本当にいい本を探すのなら、書店で定価のものを探せばいいのだが、何せ今回は線をひく練習用の本だ。是が非でも108円で済ませたいのである。
ブックオフの新書コーナーをみると、いかに一発ネタで書かれた本が多いかということがわかる。
まあ、基本的に「新書はワンテーマ」というのもあるが、それにしても厳しいラインナップだ。
最初はドキドキ
そんなこんなでよさげな本を選び、実際に書き込みをしながら読んでみることにしたのだが、最初はめちゃくちゃ緊張した。
「本に書き込むなんてとんでもない!」という考えのワタクシにとっては、いくら108円の本でも、本は本なのだ。
だが、勇気をふりしぼって最初の1本をひくと、面白いもので、その後はどんどんとひけるようになる。
次回につづく。