これはハマる!「面積迷路」がおもしろい
今回は「面積迷路」を紹介しよう。
面積パズルは、いったんやりだすと止まらなくなるぐらいに面白いパズルだ。
面積迷路
面積迷路は、図形の?になっている部分の長さや面積を出すパズルだ。たとえば、この表紙の帯にあるような形で出題される。
図形は四角形が合わさってできているもので、どれも小学校の算数だけで解けるようになっている。これだけ聞くと簡単そうに思えるかもしれないが、ところがこれがなかなかに歯ごたえがあるのだ。
ひらめきが大きなカギに
最初のほうは暗算だけでも解けるものも多いが、だんだんとひねりが入ってくる。終盤ともなれば、ひらめきが大きなキーになってくるのだ。
一見するとどうしても解けないようなものでも、カギとなる部分に気づくと、本当に小学校の算数だけで解けてしまうのだ。本当によくできたパズルである。
「小学校の算数だけ」「分数も小数も使わない」という縛り
面積迷路が面白いのは「小学校の算数だけ」という縛りのほかに「分数も小数も使わない」で解けるという点もある。これがまたいい塩梅で、パズルとしての面白さを増しているように思う。
面積迷路は理数系専門塾で実際に教材として使用されているものをベースとしたもので、まえがきを読むと、その塾で「小学校3年生が取り組むパズルの1つ」とある。
「これを小3が解くのかよ!」となんとも衝撃であるが、学校で分数や小数を習っていなくても解けるように整数だけの計算で解けるようになっているそうだ。
まとめ
面積迷路は、算数や数学のテスト問題っぽく見えるかもしれないが、解く過程が大変に面白く、ちゃんとパズルになっているので安心してほしい。算数が苦手な人でも十分にたのしめるパズルだと思う。計算が面倒なら電卓を使うのももちろんアリだ。
面積迷路で解法を見つけたときの爽快感といったらこの上ないものがある。序盤は人によっては簡単すぎると感じるかもしれないが、そういう場合は後半からやってみるのもいいと思う。それだけでも十分に元が取れるぐらいにいいパズル本だ。
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