talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

「週刊文春」編集長の仕事術

【「週刊文春」編集長の仕事術】を読んだ。

「週刊文春」編集長の仕事術

ワタクシは「週刊文春」の読者ではないが、非常に面白い1冊だった。

週刊文春」編集長の仕事術

先に言っておくと、この本は「週刊文春」の秘密や裏側が書かれた本ではない。

タイトルにある通り、本当に「仕事術」の本だ。

「なぜスクープを連発できるのか」「どうやってあのスクープをモノにしたのか」といった話はほとんど書かれていない。週刊文春ならではのものを期待すると、スカされた気分になるかもしれない。

だが、仕事術の本としては非常に秀逸だ。

仕事に取り組む姿勢や「人」としてのこと、忙しい日々を送っていると忘れてしまいがちなことなど、大切にしたいことがいっぱいに詰まった1冊だ。

読んでいるうちに、がんばろうという気持ちにさせてくれる。全体に読みやすく、オススメの1冊だ。

「週刊文春」編集長の仕事術

「週刊文春」編集長の仕事術

 

 

どう読むか

この本では「週刊文春」の取材方法についてもチラッと書かれているが、きわめて真っ当で正攻法のみだ。当然のことながら、ぼやかしている部分もある。

モノの考え方もそうだ。同意できることもあれば、そうでないこともある。ワタクシは思うのだ。本というものはそれでいい。

本書にも書かれているが「今は敵味方で分けすぎ」というきらいがあるように思う。大きなことだけでなく、小さなこと、それこそちっぽけな趣味の世界でもそう感じることがある。

「100%同意できるから良書」「同意できない部分があるからダメです」という読み方は、ちょっともったいないと思うよな。

 

doll3.hateblo.jp

 

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