こう見えても、実は感動モノ「ブラック・スネーク・モーン」
今回は「ブラック・スネーク・モーン」を紹介しよう。
パッケージや宣伝の仕方から誤解されがちな作品だが、この作品は、挫折してしまった人間たちの再生ドラマだ。
前半はえげつない画が続くが・・・
この映画、前半はかなりえげつない。それぞれの人間の挫折を描いているわけだが、これが非常に強烈だ。
特にレイ・ドゥール(クリスティーナ・リッチ)の堕ちっぷりといったら、凄まじいものがある。
上のTrailerでも分かるように、なんともショッキングで扇情的な画がしばらく続く。そのため、開始早々の段階で嫌悪感を持つ人もいるだろうが、ぜひ後半までみてほしい。
そこに光はあるのか
悩みを抱えた主人公たちは、不器用ながらもそれぞれの光に向かってすすんでいく。決してまっすぐではなく、躓きながらの道中ではあるが、後半は感動シーンの連続だ。
これも前半の姿を知っていればこそ、である。随所に挿入されるブルースにも心を揺さぶられる。
インパクトのある面が強調されがちな本作であるが、最後までみれば、素晴らしいヒューマンドラマであることがわかるはずだ。
ラストも非常にうまくまとまっており、ほどよい余韻と余白が味わえる作品だ。
前半はかなりきつい描写なので、乗り越えるまでに忍耐がいるかもしれないが、それを越えれば待っているのは怒涛の感動シーンだ。
興味のある人はぜひみてほしい。
ブラック・スネーク・モーン スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
- 発売日: 2008/08/22
- メディア: DVD
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