「セッション」をみた。
セッションをみた。すごいとは聞いていたが、いや本当だ、これはすごい。
しかし、全く前情報なしで見たものだから、ビビリましたよ、この内容に!
尋常でない熱と狂気!
「セッション」なんてタイトルだから、ほのぼのというか、たのしい音楽モノだと思っていたのだが、なんだこりゃあ!尋常でない熱と狂気!こ、こりゃ、すげええ!
ワタクシは予告編をみることなく本編をみたので、この内容、このテイストは本当に衝撃だった。
この音楽を通じたぶつかり合いは、すさまじいとしかいいようがない。
例によって「ラスト○分の~」とか、アホ丸出しの日本版予告編だが、この映画は、全編非常にいい出来だ。
それぞれの到達点を目指す物語
メインの登場人物はフレッチャーとニーマンの2人。JAZZの世界でそれぞれの到達点を目指す物語だ。
この映画にはやさしいとか、奇跡なんてものはない。届くか届かないかを決めるのは、尋常でない熱と狂気だけだ。
まさに音と映像で語られる物語!これは本当にすごい映画だ。
原題は「Whiplash」
さて「セッション」だが、原題は「Whiplash」である。「セッション」は例によって邦題である。
作品を見終わると、まさに原題通り「Whiplash」という映画なんだ。これ以外に考えられない映画だ。どう考えても「セッション」ではない。
邦題の問題はこのブログでも何度も書いてきたが、映画好きとしては作品の魅力を損なわれている気がしてならない。
この映画に関しても、タイトルを「Whiplash」と思ってみると、「セッション」と思ってみるのとは違った発見が多くある(本来はこっちが正しい)。
これからみる人は、ぜひ原題の「Whiplash」を意識してみてほしい。おすすめの映画だ。