極上のB級テイストがここに!「スパイダーパニック」
「スパイダーパニック」を観た。こりゃあいいっすよ!
スパイダーパニックは、バカバカしくも、実に面白い映画だ。ドキドキできて、能天気にキャーキャー騒げる「これぞパニック映画!」というつくりである。
スパイダーパニック!
パッケージをみて分かるとおり、B級テイストがぷんぷんと漂っている。サントラのジャケットもまた素晴らしい。
まさにB級である。顔が少し笑っているようにみえるのもいい。
スパイダーパニックは、昔のパニック映画のオマージュ的作品だ。ストーリーの展開も人物たちの行動も「昔のパニック映画ならそうするよね!」というものになっている。
巨大なクモの大群に襲われたらどうするか。そう、答えは「みんな逃げて!ショッピングモールに逃げて!」である。
つくりこまれた1作
B級テイストが漂いまくっている本作だが、実によく作りこまれている。映像をみると、意図してB級っぽく仕上げていることがわかるはずだ。
上のトレーラーでは一部しか取り上げられていないが、本編をみると、光と影の使い方が絶妙で驚く部分も多い。いいですよ、これ!
巨大化するクモたち
スパイダーパニックは巨大化したクモたちが町を襲うというストーリーだ。クモたちはCGでつくられているのだが、この加減が実にいい。
動きは相当計算してつくりこまれているのに、昔の特撮映画っぽくみえるように撮られているのだ。
だから、パッと見はチープになのに「すげえ!」と思わされるシーンが多い。チープとゴージャスの狭間を行き来するこの計算っぷり、こりゃあすごい。
バイクとクモのデッドヒート
な、何を言っているのかわからねえと思うが、この映画、バイクとクモがデッドヒートを繰り広げるんだぜ。
わけがわからないが、これがまたド迫力なんだ。
ちなみに、町を襲う巨大グモの大群だが、声がとてもかわいい。やられるととてもかわいい声をだすぞ。