最近みたホラー映画2つ
久しぶりにホラー映画を見たら、ちょっと微妙な気分になった。まず見たのはこれだ。
ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー
大変に頭が悪そうなタイトルだが、安心してほしい、例によって邦題である。原題はパッケージに小さく書いてある「BASKIN」、トルコ発のホラー映画である。
凄まじいインパクト
映画としては粗いところも多いが、この映画、最大瞬間風速は凄まじいものがある。来る時は一気に来る。マジで強烈だぞ、これ。
ドカーンとくるまではわりと地味で、ストーリーもやや変化球気味なので、キャーキャー逃げ回るような映画を期待すると、ちょっと違うなあという印象を受けるかもしれないが、この映画、イヤな汗をかくぞ。怖い。
荒削り感
探索シーンはPOVを意識しているのかカメラワークが厳しい部分があるが、全体的にはけっこういい出来ではないだろうか。
見ていて少し悲しくなったのは、こんなマイナージャンルのカルト映画ですら、邦画よりレベルが高いのでは・・・と思ってしまったことだ。世界にどんどん置いてかれているなあ。
荒削りながら、間の使い方、空気感の出し方がいい感じだ。
それにしても、なんだよ、ヘルケバブってw
アメリカンギニーピッグ
これは・・・見なきゃよかった・・・。心底ヤバすぎる映画だ。
これを作った人は違った意味で天才的だと思うが、完全に一線を越えてしまっている作品のように思う。
何もかもが、あまりにもリアルで強烈だ。「作り物だと思わせてくれ!」と何度叫びたくなったことか。
さんざんホラー映画を見てきたワタクシだが、この作品に関しては完全に想像を超えていた。怖さの種類が違うように思う。これは絶対に見ないほうがいい作品だ。
まとめ
ヘルケバブはあと15分短くまとまっていたら、かなりいい作品になったような気がする。
アメリカンギニーピッグはなんとか最後までみたが、おぞましすぎて休み休みでないとみられない映画だった。