talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

昨日に続いて「響け!ユーフォニアム」である

昨日に続いて「響け!ユーフォニアム」である。「どれだけ書いているんだよ!」と思われるかもしれないが、いろいろともったいない作品だと思うからこそついつい書いてしまう。

響け!ユーフォニアム 3 [Blu-ray]

違和感

このブログでは何度か書いているが、ワタクシはアニメにはちっとも詳しくない。だから、アニメファンの人たちとは感じる点が違うかもしれないことを先に言っておこう。

前回は演出について書いたが今回はつくりについて書いてみようと思う。

ワタクシは「響け!ユーフォニアム」を見て、リアルに近づけたいのかディフォルメ(ファンタジー)に近づけたいのか、どちらにも振り切れないバランスの悪さを感じてしまった。

わかりやすいところで言えば、演技だろう。

背景などいくつかの要素をみると、作品はリアルを目指しているようにも感じられるが、演技は妙に記号的でファンタジーだ。それも中途半端に抑え気味だったり、逆に中途半端にはじけるので、ワタクシはなんともモヤモヤしてしまった。

長州力が言うところの「Uはプロレスの中にあるか、外にあるのか、どっちだ?」である。

ファンタジー

演技については、基本の演技は思いきりファンタジーなのに、妙なところだけ現実的な言動や仕草が入る。時には、枝の部分が幹になってしまっているような部分もあったりして、何の木なのかわからなくなってしまう。これはストーリーも同じかもしれない。何を描きたい作品だったのか、見終わってみるとなんとも居心地が悪い作品だ。

響け!ユーフォニアム 2 [Blu-ray]

前半は吹奏楽に詳しくないワタクシにとってありがたい存在だった葉月だが、後半は・・・。番外編では出番が多かったが、構成のまずさが目立ったような気がする。

支えている様子を出したかったのかもしれないが、短い話の中でも設定がブレているような印象を受けた。まさか「走れば必死さが伝わる」というわけではないと思うが、時間の配分・構成のバランスが悪いなあと思った。

いろいろ書いてきたが

いろいろ書いてきたがなんだかんだ言いつつも、「いろいろな曲を聴いてみたいなあ」とワタクシが吹奏楽に興味を持ったのは事実だ。

ここまで気になった点ばかりを書いてきたが、アニメファンの人はまた違った感想を持つのかもしれない。力の入っている作品であることは分かるし、ここまで書いたのはもったいないと思ったからこそだ。また時期をみて、劇場版や第2期を鑑賞してみたいと思う。

響け!ユーフォニアム 1 [Blu-ray]

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