レインマンの監督による寄生虫映画「ザ・ベイ」
「ザ・ベイ」を見た。
ある町で発生した正体不明の寄生虫が猛威を振るう様子をまとめた映画だ。POV映画である。
POVとはPoint of viewの略で、簡単に言えば、ハンディカムとかで手持ちで撮っている風に見せる映画のことだ。ワタクシはこのPOVが大の苦手で、いつも酔ってしまう。
主観ショットによる臨場感はいいのだが、やたらとブレるのがどうにもいけない。常に休み休み見ることになるだが、この「ザ・ベイ」はかなり面白かった。
実は「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督
The Bay Official Trailer #1 (2012) - Horror Movie HD
「ザ・ベイ」は純粋に面白い(虫が苦手な人にはかなり強烈なシーンもあるが)。
POVながら、カット割りやシーン構成が抜群で、酔いさえしなければ最後まで一気に見てしまう面白さがある。異様に出来がいいなあと思って監督をみてみると、それもそのはず、かの名作「レインマン」のバリー・レヴィンソン監督の作品だった。
クリステン・コノリー
主演のレポーター役はクリステン・コノリーだ。クリステン・コノリーといえば「キャビン」も有名だ。
現代は「The Cabin in the Woods」だが、日本では「キャビン」というタイトルで出ている。
ワタクシは間違えてレンタルしてしまった「キャビンフィーバー」のほうが断然好きだが、「キャビン」もファンが多い作品だ。どちらのファンも、ワタクシを含めちょっと変わっているのは間違いないところだろう。
キャビンはいい意味でめちゃくちゃなホラー映画だ。ワタクシとしてはもう少し限度を守ってほしい気もするが、これぐらいのノリが好きという人も少なくないようだ。
キャビンに関しては、ホラー映画をいろいろ知っているほうが楽しめるつくりになっている。ホラー映画のおきまりの展開やオマージュなどが随所に散りばめられているので、詳しい人ほどニヤリとできるかもしれない。