talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

凄まじい臨場感と緊張感!「ハート・ロッカー」「ゼロ・ダーク・サーティー」

先日、「ハート・ロッカー」を見た。

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 映画を趣味にしていると「これは見ておきたい」という作品がある。今すぐ見たい!というわけではないけれど、いつかは絶対に見たいという作品だ。

ワタクシにとって、ハート・ロッカーはその1つだった。前情報を入れないので、情報源はパッケージだけだ。「戦争モノっぽいなあ」「タイトルにハートがついているから心温まる話なのかなあ」という印象だった。

ハート・ロッカー、実際にみてみると

実際に見てみると、確かに戦争モノなのだが、爆弾処理班の話が軸である。すごいなあ、こんな世界があるのかと驚いた作品である。メカが苦手なワタクシにとって、配線をたどって解除したり解体したりとかは異次元の世界だ。

この監督の作品はたまらない臨場感がある。爆弾を処理するときの緊張感といったら、すさまじいものがある。まさに映画は共有体験だということをひしひしと感じる作品だ。

ちなみに「ハート・ロッカー」とは、アメリカ軍のスラング「苦痛の極限地帯」、「棺桶」という意味だそうだ。心が温まるどころかヒヤリと刷る言葉である。

ゼロ・ダーク・サーティ

このブログを読んでくださっている方は分かると思うが、ワタクシは芋づる式に興味を持つ。映画の場合は、同じ監督の作品をあさってみたり、気に入った役者の出演作をあたるといった感じだ。わらしべ長者みたいな感じといったほうが正しいかもしれない。

そんな流れで、ハート・ロッカーキャスリン・ビグロー監督の別作品「ゼロ・ダーク・サーティ」も見てみた。

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 キャスリン・ビグロー監督、実は女性監督である。ハート・ロッカーの時はさほど感じなかったが、こちらの作品は主人公が女性ということもあり、ハート・ロッカーの時よりも主人公との距離感が近いように感じられる。

この監督の作品はハートロッカーもそうだったが、一体感があるというか、本当にその場にいるような緊張感がある。すごい空気感だ。ヒリヒリ感があるという表現が正しいだろうか。

また、この監督は軸になる人物の配役も絶妙だと思う。特に主人公のマヤは、ジェシカ・チャステイン以外には考えられない仕上がりになっていると思う。

ちなみに、主人公マヤのジェシカ・チャステインは、インターステラーもいいが、ワタクシ的にはMAMAでの役が圧巻だ。

映画をたどっていくたのしみ

芋づる式、わらしべ長者的に映画を見ていくと、いろいろなジャンルがみられて実にたのしいのでオススメだ。時にはワタクシのように、エレン・ペイジに興味を持って、「アメリカン・クライム」をみてしまう、なんてこともあるけどな!

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さらにいえば「アメリカン・クライム」から興味を持って、「隣の家の少女」にチャレンジするのはオススメしない。小説も映画もかなり強烈だ。特に小説はワタクシが過去に読んだ本の中でも、ダントツに胸糞が悪い小説だ。

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)

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