talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

これは面白いなあ!マイクル・コナリー「エコー・パーク」

マイクル・コナリーエコー・パーク」を読んだ。

エコー・パーク(上) (講談社文庫)

警察小説の最高峰といわれる「ハリー・ボッシュ シリーズ」の12作目にあたる作品だ。

エコー・パーク

まずは「BOOK」データベースより本書の紹介文を引用してみよう

ロサンジェルスのエコー・パーク地区で、女性二人のバラバラ死体を車に乗せていた男が逮捕された。容疑者は司法取引を申し出て、死刑免除を条件に過去九件の殺人も自供するという。男の口から語られるおぞましき犯罪。その中に未解決事件班のボッシュが長年追い続ける、若い女性の失踪事件も含まれていた。

この「ボッシュシリーズ」、かなり人気があるそうだが、実は読むのは今回が初めて。

しかもいきなり12作目を手に取ってしまったわけだが、何の問題もなかった(笑)。

シリーズの途中から読んでもすんなりと入っていけるのは、さすが人気シリーズといったところだろう。

抜群の構成力

エコー・パーク(下) (講談社文庫)

読んでみて驚いたのは、話の面白さはもちろんだが、構成の妙。

複雑に絡み合った事柄が破綻なく消化されていく。それも非常に分かりやすく、ドキドキとさせる形で展開していくのだ。

海外の小説を読んでいると「これは次元が違うなあ」と感じることがあるのだが、今回の構成力もそれにあたる。

「プロフェッショナル」がひしひしと伝わってくる作品だ。

ボッシュシリーズにはずれなし

巷では「ボッシュシリーズにはずれなし」といわれているようだ。

抜群に面白かった「エコー・パーク」だが、いくつか感想をみた感じでは「最高傑作」というわけではないらしい。

このシリーズは、一体どれだけ面白いんだという話である(笑)。

たのしみがふえそうだ。

エコー・パーク(上) (講談社文庫)

エコー・パーク(上) (講談社文庫)

 
エコー・パーク(下) (講談社文庫)

エコー・パーク(下) (講談社文庫)

 

 

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