今日は「LUNAR シルバースターストーリー」について話してみよう
今回は「LUNAR シルバースターストーリー」について話してみよう。
ルナ シルバースターストーリー
LUNAR シルバースターストーリーは、RPGが少なかったセガサターンにおいて存在感のあるソフトだった。
冒頭の動画をみていただいた方はわかると思うが、ファンタジーなテイストのRPGだ。
ただ、当時はこうしたアニメ系の作品は、ゲームファンにとって「王道作品とはちょっと別」という空気があったように思う。
RPGはやりたいけど、アニメ系はなあ・・・という雰囲気が根強かった時代だ。
とてもいい作品なのだが・・・
当時はセガサターンとプレイステーションが熾烈なシェア争いを繰り広げており、「次世代」を感じさせるソフトやチャレンジが人気だった。
マシンパワーが上がったことにより、3Dポリゴンやムービーをはじめ、演出にもずいぶんと幅ができた。
そこで「LUNAR シルバースターストーリー」である。
セガサターン版 LUNAR シルバースターストーリー プレイ動画 part5
もとは1世代前のメガCD版「LUNAR ザ・シルバースター」のリメイクということもあるが、フィールドや戦闘は昔ながらのRPGといったふうである。
これはこれで味があり、細かいところまで作りこまれてはいるのだが、どうしても古さを感じる部分がある。
悲惨なCM
もう1ついえば、テレビCMも散々なものだった。
セガサターン ルナ シルバースターストーリー 発売前・後CM
誰に売る気なんだ・・・と思わされるCMだが、当時はこういうCMが多かった。
ゲームらしくないCM、やたらと一般層を振り向かせようとするCMが多く、一発ネタのようなものも多かった。セガのは特にひどかった(笑)。
おもしろCM VOL.1 「LUNA シルバースターストーリー」
まあ、ひどいといえばPS版のルナのCMも相当だが(笑)。
満足度の高い作品
そんなLUNARだが、ゲームとしては大変に素晴らしいものだった。
合間合間にムービーシーンが入るのだが、これが非常に効果的で、物語に深みを与えていたように思う。
ちなみにこちらがメガCD版だ。
映像・演出ともにずいぶんとパワーアップしているのがわかる。
ただ、繰り返すが、当時は「わかりやすく次世代を感じさせられるソフト」により多くの目が集まっていた時代だ。
もっと評価をされてもいいように思う作品だ。
デザインの変遷
こうしたデザインの変遷をみるのもたのしいものである。