talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

こんな誘拐があったのか!連城三紀彦「造花の蜜」

連城三紀彦造花の蜜」を読んだ。

造花の蜜

大昔に「戻り川心中」を読んで以来の連城三紀彦作品だ。

こんな誘拐があったのか!前代未聞の誘拐劇

タイトルからは分かりにくいが、「造花の蜜」は誘拐モノの作品だ。

冒頭から非常に面白くグイグイとひきこまれていく。この作品の特長はなんといっても、メインとなる誘拐だろう。

こんな誘拐方法があったのか!という前代未聞の誘拐劇が展開される。

ワタクシも読んでいて、ひっくり返りそうになるぐらい驚いた。

造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)

文庫本にもなっている。

一気読み推奨

この作品、夢中になって読んでいるうちには抜群に面白い。

先の読めない展開、謎につぐ謎でページをめくる手が止まらなくなるぐらいに、ハマる。

だが、いったん手をとめて冷静になって考えると、とたんに「?」が増えてくる。

そう、一気読みにはいいが、じっくり読むには「あれ?」というところの多い作品なのである。

まとめ

 

気になる点も書いたが、夢中になって読んでいるうちは本当に面白い作品だ。

読んでいる最中は、誰もが怪しくみえ、誰もが犯人にみえる。一気読みしたい人にはおすすめの作品だ。

造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)

造花の蜜〈上〉 (ハルキ文庫)

 
造花の蜜

造花の蜜

 

 

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