talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

アマ○ンVSヤ○ト運輸の壮絶バトル!楡周平「ドッグファイト」

 最近読んだ小説、楡周平ドッグファイト」が面白かったので紹介しよう。

楡周平先生の小説は、「どう考えたってあの会社がモデルだろ!」という露骨っぷりが素晴らしいのだが、今回はこれまたすごい。

誰がどう見たって、アマ○ンVSヤ○ト運輸のバトルなのである。

しかも、内情が妙にリアルで、たまらなくドキドキしてしまうのである。

スイフトVSコンゴウ運輸

作中では、世界的外資系ネット通販「スイフト」と日本大手物流「コンゴウ運輸」の食うか食われるかの争いが描かれている。

ドッグファイト

圧倒的な配送量をタテにしたスイフトの要求を、コンゴウは飲み続けるしかないのか。そしてスイフトの野望とは―。

氏の作品全般にいえることが、それぞれの会社の描写が本当にすごい。どこまでがリアルで、どこまでが創作なのかがわからないぐらいに、リアリティーがある。

その上、きちんとエンターテイメントをしているのだから、面白くないはずがない。間違いなくおすすめの1冊だ。

これも面白いぞー

モデルの露骨っぷりが面白い作品では「ラストワンマイル」もおすすめだ。

こちらは、楽○VSヤ○ト(と某TV局)である。

少し古い作品だが、楽○・・・いや作中では「蚤の市」の外道っぷりがたまらない作品だ。

まとめ

楡周平先生の作品は、基本的に運送会社側に立って書かれているので、ア○ゾンや楽○のファンの方にはやや痛烈かもしれない。

(実際にそうなのかは謎だが)知らなかったほうがよかった・・・なんてこともあるので注意が必要だ。

逆に、外道っぷりをたのしみたい方には最適だ。

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