talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

こういう本を読むのは「心のあり方」を求めている人が多いだろうに、なぜそうなるのか

先日、ある本のレビューを見た。

それは「人間のやさしさ」について書かれた本だったのだが、レビューを読んでひっくり返りそうになった。

「(わたしにとって)こんな厳しいことを書くなんて、著者はやさしくない人です」といったことが書かれていた。1人2人ならまだしも、こういった声がいくつもあると、「おいおい」と思ってしまう。

脊髄反射的な反応

「自分を心地よくしてくれる言葉=やさしい」「自分にとって厳しいことが書かれていた=この人はやさしくない」・・・こんな感覚をベースにしていたら、どうにかなってしまうんじゃないだろうか。

こんな感覚がおかしいなんてことぐらい小学生でも分かると思うが、こうしたことを「堂々と書けちゃう」のってちょっと怖いと思うんだよな。

心について書かれた本

こういうのって「心について書かれた本」のレビューでよく遭遇するんだ。

ワタクシが不思議に思うのは、こういう本を読むのは「心のあり方」を求めている人が多いだろうに、「なぜ考えることも、自分を見つめることも、他人を思いやることもしないのか」ということである。

1つでも出来ていたら、こんなレビューは書けないのになあと思うのだ。

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