いつどこでなぜ感染するのか分からない!謎のウイルスが世界を襲う「コンテイジョン」
今回は、謎のウイルスが世界に拡大していく様を描いた映画「コンテイジョン」を紹介しよう。
感染経路も対処法もみつからない、そんなウイルスが広がっていった時、人間はどんな行動を取るのか。非常に考えさせられる作品だ。
コンテイジョン
この映画に出てくるウイルスは非常に怖い。いつどこでなぜ感染するのか分からないのだ。外出をしない、手洗いをする、人と接触しないぐらいしか対策のしようがないのである。
治療法も見つからず、感染したらおしまい。食料の供給も滞り、社会の機能もストップする。となれば、人はどうする―コンテイジョンはそんな状況を描いた作品だ。
いったいどこから感染したのか
この映画のポイントは、ドキュメンタリー的に仕上げたところだろう。
ウイルスの発生源が「謎の組織が」とか「新兵器の開発で」といったパターンではないのも大きなポイントだ。
被害が広がっていく状況と、感染経路を追っていく状況、ウイルスを分析する状況が並行して展開していく。
そこに描かれているのは、人間たちの生きる姿だ。
数あるパンデミックもののなかでも、少し毛色の違う仕上がりになっている。興味のある人はぜひみてほしい作品だ。