そして恐竜は鳥になった
今回は、最近読んで面白かった本を紹介しよう。「そして恐竜は鳥になった」である。
これは抜群に面白かった1冊。昔は「恐竜は絶滅した」というのが定説だったが、最新の研究ではそうではない。
この本は「恐竜がどうやって鳥になっていったか」を非常にわかりやすく、面白く語っている1冊だ。そう、今の研究では「鳥は恐竜」なのだ。
こうした流れを受けて、最近の恐竜の絵には羽毛が生えているものが多い。
ページもさほど多くなく読みやすい1冊なので、興味のある人はぜひ読んでほしい。
恐竜には夢とロマンがある
それにしてもなんと夢のある話なのだろう。まさか「恐竜が絶滅した」という定説が覆される時代がくるとは思わなかった。
このジャンルはこれからますます面白くなりそうな気がする。
関連というわけではないが、今興味があるのはこの本。
原題は「Out of Thin Air」で「恐竜はなぜ鳥に進化したのか」なんて言っていないという、映画でよくある「日本向けのタイトルを勝手につけちゃいました」パターンである。
だが、レビューを見るに相当に面白そうな1冊だ。
「BOOK」データベースには次のように書かれている
なぜ、鳥はヒマラヤ山脈の上を苦もなく渡っていくのか?答えは恐竜の生まれた時代の酸素濃度にある。地球誕生以来、大気の酸素濃度は一定ではなかった。高酸素時代に繁栄した生物も、低酸素時代には一掃される。最新の研究によってわかった過去6億年の酸素濃度の推移グラフによって、進化の謎を解き明かす。
いや、もうたまらんね、こりゃあ。
まったくもって、夢とロマンにあふれた世界である。
恐竜はなぜ鳥に進化したのか―絶滅も進化も酸素濃度が決めた (文春文庫)
- 作者: ピーター・D.ウォード,Peter D. Ward,垂水雄二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 文庫
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