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talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

塩田武士「罪の声」を読んだ

塩田武士「罪の声」を読んだ。

罪の声

先に言っておこう。この本は、大変にプッシュされている1冊だ。だが、ワタクシ的にはどうにもいただけない1冊だった。

力の入れどころがズレた作品

ワタクシが読み始めて感じたのは「何だ、この読みづらい文章は・・・」ということだった。

しばらく読んでいくと、その原因がなんとなく分かってきた。この作家、力の入れどころがとにかくまずいのだ。

どうでもいい部分をやたらと書く割に、肝心の部分(その項目で伝えたい部分)がちっとも【描】かれていない。

おまけに、そのどうでもいい部分に、やたら凝った比喩表現を使ったり、それがまたズレていたりするものだから、余計にバランスが悪い。

これは学芸会なのか・・・?

文字数はそれなりに多いものの、この作品、「書き込まれているか」といえば、決してそうではない。

登場人物が「学芸会レベルのキャラクター設定」なのだ。まあ、こうした傾向はこの作品に限らないが、それにしても稚拙だ。

「癖のあるデスクのイメージを出す→スルメをかませておけばそう見えるんじゃね?」ということを平気でする。

これがさらっと流されるのならまだいい。だが、この作者は「スルメですよ、スルメ、この人はスルメをかみながら仕事をする人ですよー」というアピールが大変にしつこい。

よっちゃん食品工業 けんこうカムカム 40入

スルメをかませれば、癖のある事件担当デスクの出来上がりだ

このセンスはどうなのか

「罪の声」は、昭和の未解決事件「グリコ森永事件」がモチーフになっている。実際のものと名前を置きかえているのだが、これはワタクシだけだろうか、このセンスはねえだろうと思ってしまった。

ギン萬事件(ぎんまんじけん)」って、ほかになかったのかよ!という感じである。

次回につづく

 

罪の声

罪の声

 

 

グリコ・森永事件 (新風舎文庫)

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闇に消えた怪人―グリコ・森永事件の真相

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