「ルポ ニッポン絶望工場」を読んだ
「ルポ ニッポン絶望工場」を読んだ。これは強烈な1冊だ。
ルポ ニッポン絶望工場
この本は前書きからして衝撃である。
実習生と聞けば、日本に技術を学びに来ている外国人のように思われるかもしれない。だが、実際は短期の出稼ぎ労働者である。留学生にも、勉強よりも出稼ぎを目的にする者が多く含まれる
さらには
「実習生」や「留学生」だと称して外国人を日本へ誘い込む。そして都合よく利用し、さまざまな手段で食い物にする
とつづく。
ここには「日本語学校」も絡んでいるという。詳しくは本書を読んでもらえばわかるが、おそろしいほどに闇は深い。
「面」を知る
こうしたルポ本に対して「そんなの一部分だけ」という人もいるだろう。特にワンテーマで書かれた本は、一方に肩入れしすぎたり、大げさになりがちなものも少なくない。
だが、ワタクシはそうした「面」を知ることも大切だと思う。
本に限らず、メディアには必ずなんらかの「意思」や「意図」が入っている。
本でいえば、本を読むということは「その作者の考えを知る」ということだ。それをきっかけ考える、自分の考えを作っていくことがワタクシは大切だと思っている。
興味のある人はぜひ読んでほしい1冊だ。