その時々で話題になる本がある
ワタクシは本を読むことが好きである。だが、できるだけ流行りモノには乗っからないようにしたいと思っている。
時間がたってから考える
その時々で話題になる本がある。そうした本は、流行りの時期を過ぎてから読むほうが、自分なりの読み方や評価がしやすいように思う。
流行っているときって、どうしても時代の空気に流されちゃうからネ!
たとえば、「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」という本がある。
新書が没落するきっかけになった本という声もあるが、その後、多くのクソ・・・いや類似本を生み出した本でもある。
こうした本も、話題になっているときに読むのと、みんながすっかり忘れた頃に読むのとでは、印象が全然違う。
今読むと、つかみは秀逸だと思うが「お、おう・・・」という内容である。
ぱらぱらとめくった感じでは面白そうに思えるが、最後までその予感だけだったという本だ。
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なんで流行ったんだろうな
こうした本を今読むと「なんで流行ったんだろうな」と思うことが多い。ワタクシのようなひねくれ者は、それでまたニヤニヤできるわけだ。
まあ、それはどうでもいいが、こうした本を今読んでいまいちに感じるのは、決して内容が古くなったからではないんだよな。別のところに問題のあることが多いように思う。
まあ、もともと「読み捨てに近い感じ」で作られたのだろうが、それにしてもちょっとやりすぎたのかもしれませんな。
当時も思ったが、今見ても出落ちみたいなタイトルである。
出版が厳しいという話はよく聞くが、内容がスカスカな本を乱発しまくったのも大きいように思う。
本を読む意味、本を読んでよかったと感じさせる部分を奪ってしまったのではないだろうか。まあ、そういうのは本だけじゃないけどネ!
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