本の読み方
先日「本は書き込みをしながら読むものです」という話を聞いた。ワタクシの場合は、書き込みをしながら読むなんてことは考えられないので、はわわっと思った。
本の読み方
話の中で何が重要かは、その話を最後まで聞いて(または読んで)みないとわからないものだとワタクシは思っている。
それは本であろうが、しゃべっていることであろうが変わらないと思う。
たしかに、ジャンルによっては書き込んだほうが読みやすい、または読み返しやすいものもあるだろう。
参考書とかならそうかもしれないが、「本は書き込みをしながら読むものです」と断言されてしまうと、どうかなあと思ってしまうのである。
本は読んだら捨てる
以前会った人で、本は一度読んだら捨てるという人がいた。「全部頭に入りますから」なんてことを言っていてすごいなと思ったが、何の本を読んでいるかはほとんど口にしなかった。
月に何十冊も読んでいると言っていたが、結局、彼の口から村上春樹以外の作家名(著者名)が出てくることはなかった。
たぶん、この本のさわりしか読んでいない感じだった。
書き込みのある本
図書館に行くと、たまに書き込みのある本に出くわすことがある。
今まではなぜ図書館の本に書き込みをするのかさっぱりわからなかったが、もしかしたら「書き込みをしないと本が読めない人」がいるのではないだろうかと思うようになった。
まあ、いるかどうかは知らんが、そう考えると合点がいくんだよな。だって、借りている本だぜ?なんで書くんだよという話である。
あるいはこの表紙のように、頭のつくりが違っているとか。
書き込んだ本をなぜ売る?
もう1つ不思議なのは、書き込みをした本をなぜ古本屋とかに売るのかということである。これ、知らずに買っちゃったほうはたまらないよな。
ワタクシが以前買った小説なんて、余白のところに、宴会の出し物かなんかのチーム名のアイデアが書かれていたことがある。
「私たちは未完成→みかん」「みかん→オレンジ」「オレンジ○○が第一候補」とか書かれていた。その本はなんか怖くなって捨てた。
そうそう、みかんといえば、アレだ、とよ田みのる先生の「ラブロマ」だ。
非常に面白い作品である。