食のことで怒ると噴飯男(フンパンマン)になるマンガ
昨日のブログで、土山しげる先生の描く食マンガの面白さを説いたばかりだが、1つ例外があった。
それは「怒りのグルメ」という作品である。
怒りのグルメ
主人公は、左のおっさんである。このおっさん、食のことで怒ると右の姿になる。
名前は噴飯男(フンパンマン)。またしても土山しげる先生お得意のダジャレである。
まずいものを出す奴らにお仕置きだ!
物語はすごく単純だ。主人公が食のことで怒ると憤飯男(フンパンマン)に変身、お仕置きをするというだけの話だ。
ちなみに、なぜ変身するのかとか、どうしてそうなったのかとかは全く説明ナシである。とりあえず「怒ったらお仕置き」という話である。
お仕置きのシーンは「魔太郎がくる!!」っぽい。
なんでそんなことができるんだよ!みたいなものが多い。
魔太郎といえば、こんなフィギュアもある。
ちょっと欲しくなるよな(ちなみにワタクシは切人のほうが好きである)。
変身はほんの少しだけ「覚悟のススメ」が入っているかもしれない。
ステキすぎる表紙ですなあ。
噴飯っ
噴飯男は、まずいものを出す店、あくどい儲け方をしている店主らを必殺技でこらしめるのだが、これがまたひどい。
たとえば、飲み放題のお店で見せたのは「噴飯っ 食べ砲台っ!!飲み砲台っ!!」という技である。
つけ麺のWスープのお店には「噴飯っ Wスープレックス!!」という技を見せたりと、全くもってダジャレがステキな土山しげる先生である。
土山しげる先生の描く萌えキャラも出るぞ
それにしてもである。この作品、どうもボタンを掛け間違えたというか、びっくりするほど面白くない。
しかし、ガマンして読み続けていくと、後半に土山しげる先生の描く萌えキャラが登場する。
このキャラ、「噴飯っ 萌え萌えハート地獄っ!!」という技を見せてくれるのだが、これがなかなかかわいいのである。
まあ、必殺技名からして中身はおっさんなのだが、ファンも出来てしまうのである。
このように違った意味で面白いシーンは満載なのだが、全体としてはかなり微妙な作品かもしれない。
土山しげる先生らしいところもあれば、らしくないところもある作品だ。