見えている地雷を踏んでみよう「処刑女」
「処刑女」を見た。
まあ、いわゆる「見えている地雷」という奴だ。
な、なんだこの不思議な魅力は!?
ホラー映画好きは、地雷と分かっていても踏まずにはいられないタチなのである。「処刑女」もそのつもりで見始めたのだが・・・な、なんだこの映画は!不思議な魅力がある!
いや、映画としての出来は間違いなく悪いのだが、処刑女の存在感がすべてを持っていく。これはアリだ、こういう映画もアリだ。
予告編はいまいちだが
Blood Widow (2014) - Official Trailer
予告編をみてみると、まあ、なんだ、いまいちだよな。本編もそのままだ。
そこそこ映画を見ている人であれば、冒頭の数分でダメさ加減が分かるだろう。だけど、この映画、チャレンジや工夫がすごく伝わってくるのだ。このパターンは、そうだ。化ける可能性がある監督のパターンだ。
これは狙っているのか?
狙ってなのか天然なのかしらないが、見終わった時には、ちょっとめずらしいパターンのホラー映画を見たような気になった。うまく作っていればかなりのインパクトだったような気がする。つくづくもったいない映画だ。
せっかくだから俺は・・・
いまいちな映画によくある点に「行動の理由がわかりにくい」というものがある。「なぜそれをするのか?」が分からないのだ。
「なぜそれをするのかわからない」といえば、デスクリムゾンだ。「せっかくだから俺はこの赤の扉を選ぶぜ」で有名なゲームである。
久々に見てみたが、最初から破壊力抜群のオープニングだ。「上から来るぞ、気をつけろ」と上に逃げるシーンはもはや伝説だ。ワタクシは今でも現物を持っているぜ、ククク。
話がそれてしまったが「処刑女」もそうした謎の行動が多い。続編をにおわすような部分があったが、さてどうなるか。