talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

恋愛ソングと前向きソング以外

ワタクシは運転中によくFMラジオを聴く。最近は、番組の中でJ-POPがかかることがずいぶんと増えてきたように思う。以前は洋楽中心だったラジオ局も、ここ数年で完全に邦楽中心の局になってしまった。

みんな同じがいい?

ワタクシが聴くラジオ局の選曲(&レーベルのプロモーション)もあるかもしれないが、かかるJ-POPのほとんどが「あなたに会いたい」か「君はそのままでいいんだよ」といった内容である。

まあ、それはいいのだが、ワタクシがいつも思うのは、新人もそこそこキャリアのある人も「みんな同じようなこと歌っているなあ」という点だ。

売れる方向

音楽が売れない時代と言われるようになって久しい。思うに、そんな時代でも、上に挙げたような方向が「売れる方向」なのだろう。

別にワタクシが気にすることではないが、同じようなものばかりになってしまうと、ジャンルの幅が広がらずに、邦楽自体が飽きられてしまうのではないだろうかという危惧もある。

「いい言葉」や「前向きになれる言葉」の大安売り

ネットが発達し、趣味が細分化、お客がいい具合にばらけるようになるといった予想がされたこともあったが、実際は、より一部に集中するようになった印象がある。

少し前に「いい言葉」「前向きになれる言葉」が、やたらと持てはやされたことがあったが、ああいうのは、誰も彼もが言い出してしまうと、どうにも安っぽくなってしまうように思う。自分の言葉ではなく、受け売りで浸っちゃってるのも多かったからね。

情報の共有化で、みんな同じようになってしまうのもそうだよな。

幅があるようでない

いい言葉のオンパレードとか、ドラマチックな言葉の発表会みたいな歌詞はどうなのだろうと思う。で、ベースがほとんど「あなたに会いたい」「君はそのままでいいんだよ」だから、幅があるようで幅がないように感じられるのだろう。

ワタクシはラジオが新しい音楽に出会うきっかけになることが多かったので、そう感じるのかもしれないが、いろんなアーティストもそうだが、いろんなタイプの曲を聴けたらなあと思う次第である。

広告