talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

「響け!ユーフォニアム」4~7巻をみて

響け!ユーフォニアム」の4~7巻を見た。1~3巻を見た時は、これはいい作品だと思ったのだが、なんなのだろう、ワタクシの中で評価が難しい作品になってしまった。

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序盤はよかったと思うのだが、後半はどうなのだろう。今回の記事はファンの人には申し訳のない話になってしまうかもしれない。

全国を目指す

全国大会というとてつもなく大きな目標があるはずなのに、全編を通じて「ひたむきに吹奏楽に取り組んでいる」ように見えなかったのはワタクシだけだろうか。

ワタクシは吹奏楽についてはちっとも詳しくないが、この作品の序盤を見る限りでは、全国へのハードルはとてつもなく高いように感じた。ちょっとやそっとのことでは到底乗り越えられるようなものではない、そんな印象だった。

だが、最後まで見てみると、ちっともそんな話ではなかった

そんなことをしている場合じゃないだろう

サンフェス以降「そんなことをしている場合じゃないだろう」が続く。実力が足りないのに、時間がないのに、一丸とならなきゃいけないのに、違ったことばかりに一生懸命になっている。

いろいろなことを詰め込みたかったのかもしれないが、全国を抜きにしても、ひたむきに部活に取り組んでいるようには見えなかったのは本当に残念なところだ。

設定のブレ

以前、「中二病でも恋がしたい!」の記事でも書いたが、やたらと設定がブレるのはどうしたものだろう。

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ワタクシはアニメにはちっとも詳しくはないので推測になるが、事件を起こすためにキャラを動かすという感じで構成しているのではないだろうか。

その事件に必然性があるのならまだいいが、ほとんどの場合、そうではなく、「製作側がやりたいシーン」を作るためにキャラを動かしているように見えてしまったのは、なんとも残念なところだ。

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ただ、これはワタクシが一気にみたから余計に感じることなのかもしれない。本放送時のように、週に1話という形でみていればさほど気にならない点かもしれない。

それは忘れて次の事件です

よくも悪くも1話完結に近いつくりといえるかもしれない。

「事件が起こった→解決→それは忘れて次の事件です」という感じだ。「終わったことはなかったことにして」見るのが正しい見方かもしれない。長くなりそうなので今回はここまでにしておこう。

 

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