talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

華麗なる賭け The Thomas Crown Affair

華麗なる賭け」を見た。

華麗なる賭け [DVD]

スティーヴ・マックィーンフェイ・ダナウェイが競演している映画で、前々から興味があったのだが、実は見るまでにけっこう迷った作品だ。

映画を選ぶのに重要な「気分」

映画を選ぶ時は「その日の気分」もワタクシにとっては重要な要素だ。

ワタクシの場合、ジャンルはあまり選ばずに映画を見る方だと思うが、戦争映画は見るまでにちょっとしたパワーがいる。

たとえば以前このブログで紹介した「ソハの地下水道」も、重いイメージが強く、見ようと思うまでにけっこうな時間がかかった。

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あと、芸術っぽいイメージが漂っている作品も見るのにパワーがいる。「華麗なる賭け」もワタクシにとってはその類だった。

逆に、ホラー映画はわりと気楽に見られる。たいていの場合、逃げられるか否か、退治できるか否かと焦点がしぼられているし、話が終わればそこで完結「この話はおしまい!」である。さっぱりいさぎがよいので、後をひかないことが多いのも気楽なところだ。

華麗なる賭け

さて「華麗なる賭け」だが、大変に面白い作品だった。


The Thomas Crown Affair (1968) - Trailer

今のキレイな映像もいいが、この時代の映像はなんとも味がある。

また、この作品は画面構成も面白く、スプリットスクリーンなどかなりユニークな画面効果も多く用いられている。

最近の映画では、画面分割や模様にこだわった演出はあまり見られなくなってしまったが、ワタクシはこうした演出があると嬉しくなってしまう。

ちなみに、画面分割や模様を使った演出では、キューティハニーのオープニングもかなり面白い。


キューティーハニー_op

スティーヴ・マックィーンフェイ・ダナウェイ

華麗なる賭け」では、スティーヴ・マックィーンフェイ・ダナウェイも他の作品ではなかなか見られない顔をみせてくれる。

ちなみに「華麗なる賭け」の原題はThe Thomas Crown Affair(Thomas Crown and Company)で、まったく賭けでも華麗でもないので注意が必要だ。

物語も面白く、大変に楽しめる作品だ。微妙な心理戦や行間を読ませる描写も素晴らしい。オススメだ。

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