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talkingdoll

カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

これは面白いぜ!オススメのミステリ&サスペンス

ワタクシは雑食読みで、だいたい年間200冊ぐらいの本を読む。今回はワタクシの本棚から、オススメのミステリ&サスペンスを紹介します。

幻の女

幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

幻の女〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

 

 妻と喧嘩し、あてもなく街をさまよっていた男は、風変りな帽子をかぶった見ず知らずの女に出会う。彼は気晴らしにその女を誘って食事をし、劇場でショーを 観て、酒を飲んで別れた。その後、帰宅した男を待っていたのは、絞殺された妻の死体と刑事たちだった!迫りくる死刑執行の時。彼のアリバイを証明するたっ た一人の目撃者“幻の女”はいったいどこにいるのか?最新訳で贈るサスペンスの不朽の名作。

ワタクシが大好き&いちばん衝撃を受けた作品といえばこれだ。文体に少々クセがあり、慣れるまで読みづらい部分があるが、最初に読み終えたときにはドキドキがとまらなかった覚えがある。サスペンス好きには一度は読んでほしい作品だ。

ワタクシが読んだのは旧版だが、新訳版も評判がいいようなので機会をみてチャレンジしてみようと思う。

 ジャッカルの日

ジャッカルの日 (角川文庫)

ジャッカルの日 (角川文庫)

 

 暗号名ジャッカル‐ブロンド、長身、ひきしまった体躯のイギリス人。プロの暗殺屋であること以外、本名も年齢も不明。警戒網を破りパリへ…標的はドゴール。計画実行日“ジャッカルの日”は刻々と迫る!

これも大好きなでオススメの作品だ。ストーリーの面白さはもちろんだが、書かれているスパイのテクニックがあまりにリアルすぎて衝撃を受ける(著者は実際にスパイの経歴がある)。スパイ冒険小説の大家であるフレデリック・フォーサイスの代表作だ。この作者の作品を読むと、この技を知っていれば自分でもスパイができるんじゃないかという気持ちになる。

そうそう、ちょっと系統は違うが、スティーブン・ハンターのスナイパー小説も凄い。

蘇えるスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)

蘇えるスナイパー (上) (扶桑社ミステリー)

 
蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)

蘇るスナイパー (下) (扶桑社ミステリー)

 

 警察署長 

警察署長〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

警察署長〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)

 
警察署長〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

警察署長〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)

 

 1920年冬、ジョージア州の田舎町デラノの郊外で若者の全裸死体が発見された。検視の結果判明したのは、死体が警察関係者の手によって尋問された形跡があるという事実だった。南部の小都市を舞台に、40数年に及ぶ殺人事件を多彩な登場人物を配して描く大河警察小説。

これも心に突き刺さった作品だ。アメリカという国、人間、時代。様々な要素がからみあった完成度の高い作品だと思う。この作品は本当に読んでよかった。読んだあともいろいろと考えさせられる。あまり前情報を入れないほうがより深く入り込めると思う。

隠蔽捜査

隠蔽捜査 (新潮文庫)

隠蔽捜査 (新潮文庫)

 

竜 崎伸也は警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は〈変人〉という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。

今野敏先生の作品はとても読みやすく面白い。疲れているときも、すらすら読めるのがうれしいところだ。その中でも、ワタクシは隠蔽捜査シリーズが大好きである。警察小説というと堅苦しいイメージがあるが、この作品はキャラクターが立ちまくっていてユーモアもある。それでいて骨太の部分もある。竜崎と伊丹の関係性も抜群に面白い。ちなみにワタクシの好きなキャラは戸高だ。

おまけ。
読了したけれど「う~ん・・・」だった本。

 ガラパゴス 

ガラパゴス 上

ガラパゴス 上

 
ガラパゴス 下

ガラパゴス 下

 

 ハイブリッドカーは、本当にエコカーなのか?日本の家電メーカーは、なぜ凋落したのか?メモ魔の窓際刑事、再臨場!警察小説史上、最も最酷で哀しい殺人動機。ガラパゴス化した日本社会の矛盾を暴露する、危険極まりないミステリー。

これはそれなりに面白かったが、ひっかかる部分が多かった。「派遣の実態、ハイブリッドカーは本当にエコカーなのか、日本の家電メーカーはなぜ凋落したのか」といった部分読み応えがある。

だが小説としては、なんというかね、ドラマ狙いすぎるつくりなのだ。登場人物が、邦画的な演技というか、やたらと学芸会みたいな仕草や安い芝居をするのでげんなりする。あと、ガラケーを「ガラ携」と書くのも気になった。

震える牛

震える牛 (小学館文庫)

震える牛 (小学館文庫)

 

 警視庁捜査一課継続捜査班に勤務する田川信一は、発生から二年が経ち未解決となっている「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」の捜査を命じられる。事件には、大手ショッピングセンターの地方進出に伴う地元商店街の苦境、加工食品の安全が大きく関連していた。現代日本の矛盾を暴露した危険きわまりないミステリー。

上で挙げたガラパゴスの作者の代表作である。基本的にガラパゴスと同じつくりでそれなりに面白いのだが、登場人物が「キャラクターづけ」のためにその行動をする、みたいなものが多い気がする。「ドラマ地ねらい」っぽいものも目立つ。しかし、ここ数年の小説はこういうのが多いなあ。ドラマにしたい本を読みたいのではなく、小説を読みたいのに。

ガラパゴスもそうだったが、事実をもとにしたであろう部分はかなりリアルだ。だが、ウソの部分があまりにチープすぎるので、全体として非常にバランスが悪いように感じてしまう。いろいろと惜しい作品だ。

まとめ

いかがだっただろうか。フォローというわけではないが、相場英雄氏の小説は、ワタクシにとっては「う~ん・・・」だったということだ。2時間ドラマが好きな人や邦画の演技が大好きな人はたのしめると思う。それと、肥後守(ひごのかみ)に詳しくない人。

ではでは。

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