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カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

マイクル・コナリー「暗く聖なる夜」を読んだ

このところ、ブログの再構築についての記事が続いたので、今回は最近読んだ本について書いてみよう。 マイクル・コナリー「暗く聖なる夜」 ろくでもない帯の文言はどうでもいいが、警察小説の最高峰と呼ばれるボッシュシリーズである。 doll3.hateblo.jp ボ…

「卵をめぐる祖父の戦争」を読んだ

「卵をめぐる祖父の戦争」を読んだ。 デイヴィッド・ベニオフによる傑作長編である。 卵をめぐる祖父の戦争 まずは内容について「BOOK」データベースより引用してみよう。 「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」…

プライムビデオで「メイドインアビス」をみた

Amazonのプライムビデオで「メイドインアビス」をみた。 TVアニメ「メイドインアビス」PV第1弾 なんという面白さ!先が気になってラストまで一気にみてしまった。 メイドインアビス TVアニメ「メイドインアビス」PV第2弾 アニメ版「メイドインアビス」は、つ…

これは面白いなあ!マイクル・コナリー「エコー・パーク」

マイクル・コナリー「エコー・パーク」を読んだ。 警察小説の最高峰といわれる「ハリー・ボッシュ シリーズ」の12作目にあたる作品だ。 エコー・パーク まずは「BOOK」データベースより本書の紹介文を引用してみよう ロサンジェルスのエコー・パーク地区で、…

戦慄のノンフィクション「子供たちは森に消えた」

「子供たちは森に消えた」を読んだ。 犠牲になった少年少女は50人以上―ロシアで実際に起こった猟奇殺人事件について書かれた戦慄のノンフィクションだ。 先日、このブログで紹介した小説「チャイルド44」の元ネタになった事件でもある。 doll3.hateblo.jp 子…

どのようにして本を買う量を減らしたか その3

「どのようにして本を買う量を減らしたか」も3回目になる。さっそくつづきを書いていこう。 本は心の栄養、読む量は減らさない ここまで本を買う量を減らす方法を書いてきたが、大切なのは「本を読む量は減らさない」ということだ。 本は心の栄養だ。いくら…

どのようにして本を買う量を減らしたか その2

昨日の記事「どのようにして本を買う量を減らしたか」のつづきを書いていこう。 月額読み放題を利用する 本や雑誌の読み放題サービスは、本好きにとってはたまらないサービスだ。 「常に本を読んでいたい」「本を探すのがたのしい」という欲求を満たしてくれ…

どのようにして本を買う量を減らしたか

先日、数か月ぶりに紙の本を買った。 以前は月に数十冊の本を買っていたのに、変われば変わるものである。 今回は「どのようにして本を買う量を減らしたか」を書いてみよう。 新作情報を追いかけない 本を買う量を減らしたい人は、できるだけ新作情報を入れ…

スターリン体制下のソ連を舞台にしたミステリ「チャイルド44」

トム・ロブ・スミス「チャイルド44」を読んだ。 スターリン体制下のソ連を舞台にしたミステリ作品である。 チャイルド44 実はこの作品、前々から興味があったのだが、読むのがずいぶんと遅くなってしまった。 というのも、もともとは映画版のほうを先に知り…

すれ違い恋愛コメディ「ゲーマーズ!」をみた

ゲーマーズ!を見終わった。いやぁ面白かった! ゲーマーズ! タイトルからして、ゲームをたのしくやりましょー的な作品かと思っていたら、めちゃくちゃ面白いラブコメ作品だった。 今回見たのはアニメ版だが、こんな作品は久しぶりにみた気がする。 すれ違…

NEW GAME!!をみた

今回は最近見て面白かったアニメを書いてみよう。 NEW GAME!! ゲーム会社を舞台にしたおもしろアニメ「NEW GAME!!」の第2期。 1期である「NEW GAME!」も素晴らしかったが、これもまた面白かった。 doll3.hateblo.jp タイトルがまぎらわしいが、1期と2期の違…

駿河屋の買取で今回も大満足!

先日、久しぶりに駿河屋の買取を利用した。 結果は32点で15,000円越え。おお!これはうれしい。 予想を大幅に上回る結果に 正直、ここまでの価格になるとは思わなかった。 というのも、32点のうち、ほとんどが値がつかなさそうな本だったのである。 数点が15…

こんな誘拐があったのか!連城三紀彦「造花の蜜」

連城三紀彦「造花の蜜」を読んだ。 大昔に「戻り川心中」を読んで以来の連城三紀彦作品だ。 こんな誘拐があったのか!前代未聞の誘拐劇 タイトルからは分かりにくいが、「造花の蜜」は誘拐モノの作品だ。 冒頭から非常に面白くグイグイとひきこまれていく。…

涙なくしては読めないホラー 日野日出志「恐怖・地獄少女」

Kindleのラインナップを見ていたら、日野日出志先生の作品があった。 そう、先日のブヨにかまれた記事で紹介した画像である。 そこではブヨにやられたボコボコになってしまった手を、地獄少女の姿にたとえたのだが、実はこの作品、大変な傑作マンガである。 …

これはすごいwww 犬木加奈子「不思議のたたりちゃん」

Kindle本のラインナップをみていたら、「おお!」という本をみつけた。 「不思議のたたりちゃん」である。 ホラーの大御所・犬木加奈子先生による怖~いマンガである。 えげつなさすぎて、読んでいて失神しそうになったwww 不思議のたたりちゃん 「不思議の…

ミステリーな仏像

最近、仏像について書かれた本を読むのがたのしい。 というわけで、今日は最近読んだ本を紹介しよう。 ミステリーな仏像 ピースをする仏像がインパクト抜群の1冊。 各地にある不思議なポーズ・謎の姿をした仏像をとりあげているのだが、実に面白い本だ。 特…

プロの草野球選手(笑)によるエッセイマンガ「BAT DAYS」

今日は、プロの草野球選手によるエッセイマンガを紹介しよう。 プロ野球ではなく、「草野球」のプロ選手のエッセイだ。 これ、めちゃくちゃ面白いですよ! 草野球で生活する男 草野球とは、趣味でする野球のことをいう。 「BAT DAYS」は、その草野球でゼニを…

ヒクソンと対峙する鬼藪宙道!そして前田日明が!

先日はぶっとんだ野球マンガ「メガトン球団」を紹介したが、今回は作者の徳光康之先生について書いてみよう。 徳光康之先生はツボにはまった人にはたまらない作品を描いているが、代表作といえばやはりこれだろう。 最狂 超プロレスファン烈伝 1990年代のプ…

虎がボクを食うのに夢中の間にストライクをかせいでください 「メガトン球団」

Kindle Unlimitedのラインナップを見ていたら、これは!という作品があった。 その名も メガトン球団 である。 この表紙の画像でピンと来た人もいるだろう。そう、かの名作マンガ「アストロ球団」のオマージュである。 ピッチャーが気合を入れすぎて血管が切…

今田たま「家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録」

深く考えさせられる作品に出会ってしまった。 今田たま「家族がいなくなった日 ある犯罪被害者家族の記録」だ。 強盗殺人事件で父親を失った作者によるノンフィクションエッセイである。 ある日突然、被害者家族に 物語は、作者の今田たまさんが最愛の父を失…

妻にバレないようにヒットマンをするぜ!「今日からヒットマン」

Kindle Unlimitedのラインナップに、「今日からヒットマン」があった。 週刊漫画ゴラクで長く連載されていた傑作マンガだ。これはうれしい! 今日からヒットマン 「今日からヒットマン」は、週刊漫画ゴラクで2005年から2015年まで連載されていたマンガ作品だ…

Kindle Unlimitedに、山上たつひこ「がきデカ」が!

Kindle Unlimitedのラインナップに、山上たつひこ「がきデカ」があった。 一度は読んでみたいと思っていた作品なだけに、これはうれしい。 しかも、Kindle版では、秋田書店版(初版)と「がきデカTHE BEST」を底本にしており、限りなく当時に近い内容でたの…

御朱印に興味を持ったら「御朱印ブック」を読んでみよう

突然だが、御朱印に興味を持ったことはないだろうか。そんな時にオススメなのがこの1冊だ。 「御朱印ブック」である。 御朱印関連では、最強の入門書といっていいだろう。 御朱印ブック 「御朱印ブック」は見るだけの人も集めたい人も、「すべてはここからは…

浪人マンガの最高峰 古泉智浩「サマーブレイカー」

古泉智浩先生の「サマーブレイカー」を読んだ。 あまりの面白さに感動してしまった。 浪人生を主人公にしたマンガとして、ある種の頂点を極めたといえるのではないだろうか・・・なんだかとんでもなくすごい作品を読んでしまったような気がする。 サマーブレ…

もう最高!Kindle unlimitedを利用してよかったこと

ワタクシは Kindle unlimitedが大好きである。 もうどっぷりとはまっていて、アンリミなしでは生きていけない体になっている。 今回は、なぜそんなに好きなのか、その理由を書いてみよう。 ふだん読まないような本が読める なんといっても、ふだん読まないよ…

アマ○ンVSヤ○ト運輸の壮絶バトル!楡周平「ドッグファイト」

最近読んだ小説、楡周平「ドッグファイト」が面白かったので紹介しよう。 ドッグファイト posted with カエレバ 楡 周平 KADOKAWA/角川書店 2016-07-29 Amazon 楽天市場 7net 楡周平先生の小説は、「どう考えたってあの会社がモデルだろ!」という露骨っぷり…

素晴らしきクリエイター「ブルース・ティム」

ワタクシの好きなクリエイターに「ブルース・ティム」がいる。 初めてみた時に、そのタッチの美しさに一発でやられてしまった。ブルース・ティムはアメリカのアニメーターであり、アニメ監督であり、マンガ家でもある。 日本ではバットマンのハーレイ・クイ…

「やり方」ではなく「考え方」を学ぶ

「必要十分生活」という本がある。 以前もこのブログで紹介したが、今もワタクシにとってバイブルのような1冊である。 「やり方」ではなく「考え方」を学ぶ これまでたくさんの片づけ本を読んできたが、ワタクシは、この「必要十分生活」がいちばんだと感じ…

「無料ならいいけれど、買うまでもないかな」という褒め言葉

デビュー時からひそかに応援していた作家が、いくつかの本を無料化していた。それを知ったとき、ワタクシは「どうだろうなあ」と思った。 無料 ワタクシは「まずは無料」とか「無料で人を集める」といった方法は、いかがなものかと思うタイプの人間だ。 無料…

「きまぐれオレンジロード」とか

以前はブックオフにいくたびに、ちょこちょこと古いマンガを買っていたのだが、最近はまったく買わなくなった。電子書籍でほぼ事足りるようになったからだ。 古いマンガがいっぱい ワタクシは、Kindle unlimitedという本の読み放題サービスに入っている。全…

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