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カメラとへんてこなものを愛するフリーランス。カメラ、映画、へんてこなどのネタをつぶやきます。

映画

「戦慄病棟」作りは粗いが、パワフルなホラー映画だ

「戦慄病棟」を見た。作りは粗いしツッコミどころも満載なのだが、それらを見事にふっとばすパワーのある映画だ。それにしても、だ。 あまりにひどいパッケージ このパッケージデザインは史上最悪ではないだろうか。悪ノリテロップはテレビだけにしとけとい…

死と隣り合わせの鬼ごっこ!サマー・インフェルノ

「サマー・インフェルノ」を見た。 このパッケージデザインを見てほしい。おまけに販売元がニューセレクトだ。そう、見るからにハズレ臭が漂っている作品だ。 ・・・だが、どうしてどうして、これ、すごく面白いよ! サマー・インフェルノ サマー・インフェ…

「スポットライト」に見る予告編の違い

「スポットライト」を見た。これはいい映画だ。多くの人にぜひ見てほしい作品だ。 先に言っておくが原題は「Spotlight」だ。「世紀のスクープ」という部分は例によって日本版で勝手につけられているタイトルなので、完全に無視してほしい。 「スポットライト…

不眠症の映画「インソムニア」

今回は「インソムニア(2002)」を紹介しよう。 「インソムニア」は、ダークナイトシリーズやインター・ステラーで有名なクリストファー・ノーラン監督の作品だ。2002年の作品で、時系列的にはメメントの後、バットマンビギンズの前の作品になる。 インソム…

この2人、何かおかしい・・・「ノック・ノック」

「ノック・ノック」を見た。イーライ・ロス監督の作品である。 イーライ・ロス監督は、ホステルをはじめ、キャビン・フィーバー、最近ではグリーン・インフェルノなど、大変に趣味が悪く、イカれた作品を手がけてきた監督だ。そう、ワタクシの大好物である。…

「リクルート(The Recruit)」は、CIAがもっと怖くなる映画

「リクルート(The Recruit)」をみた。 タイトルはアレだが、なかなか骨太でよく面白い作品だ。 タイトルについて 「リクルート」は原題も「The Recruit」なので、原題がそのまま邦題になった形だ。 それにしても邦題とはおかしなもので、やらなくてもいい…

作品を台無しにする邦題のひどさ「スクリーム・ガールズ 最後の絶叫」

「スクリームガールズ 最後の絶叫」を見た。 ワタクシは見終わって思った。なぜ騙すような売り方をするのか。 なぜ騙すような売り方をするのか 最初に原題について話そう。「スクリームガールズ 最後の絶叫」は邦題である。原題はまったく違っていて「The Gi…

猿から広がる謎のウイルス!恐るべき感染モノ「アウトブレイク」

今回は「アウトブレイク」を紹介しよう。 ジャンルとしては「未知のウイルスもの」「感染モノ」になるだろうか。1995年の作品だが、感染モノの入門としては大変によい作品だ。 アウトブレイク アウトブレイクは、1匹の小猿から広がっていく謎のウイルスが話…

クエンティン・タランティーノ「ヘイトフル・エイト」を見た

「ヘイトフル・エイト」を見た。 クエンティン・タランティーノ監督による作品だ。 海外版はとてもかっこいいポスターだったのに、日本版があまりにひどいことで話題にもなった作品だ。 日本版は全員で記念写真。 ヘイトフル・エイト さて、ヘイトフル・エイ…

今日は「シックスセンス」について話そう

今回は「シックスセンス」を取り上げてみよう。 M・ナイト・シャマラン監督による名作中の名作だ。 シックスセンス シックスセンスは「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」というアナウンスからはじまる…

プロファイリングの真髄がここに「FBI心理分析官」

小説に飽きた時は、ノンフィクションを読んでみるのもオススメだ。今回は「FBI心理分析官」を紹介しよう。 古い本だが、今読んでもまったく色あせない内容の1冊だ。 FBI心理分析官 「FBI心理分析官」は、元FBIのロバート・K・レスラーによるもので「プロフ…

タルコフスキー映画はオススメできるか

昨日は「アンドレイ・ルブリョフ」について書いた。さて、タルコフスキー映画の話である。 アンドレイ・ルブリョフ Blu-ray 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D) 発売日: 2013/12/20 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る タルコフスキー映画…

「アンドレイ・ルブリョフ」について

今回は「アンドレイ・ルブリョフ」について書いてみよう。ワタクシがたまらないほど好きな作品である。 「アンドレイ・ルブリョフ」はアンドレイ・タルコフスキー監督の作品である。 タルコフスキー映画というと、一般的には「鏡」「ストーカー」「惑星ソラ…

サスペリアよりも前に作られたのにPART2「サスペリアPART2」

今回は「サスペリアPART2」の話をしよう。 大変に気持ちの悪いジャケットだが、それもそのはず、「サスペリアPART2」はあのダリオ・アルジェント監督の作品だ。 サスペリアよりも前に作られたのにPART2 サスペリアPART2のステキなところは、これがサスペ…

これは面白い!ガールズ&パンツァー 劇場版

「ガールズ&パンツァー 劇場版」を見た。 本編どころか「ガールズ&パンツァー」自体について、まったく予備知識がない状態で見たのだが、実に面白い作品だった。 いろいろな文法 最初は、戦車の重量感のなさや、地面から浮いている感じのCGが気になったのだ…

華麗なる賭け The Thomas Crown Affair

「華麗なる賭け」を見た。 スティーヴ・マックィーンとフェイ・ダナウェイが競演している映画で、前々から興味があったのだが、実は見るまでにけっこう迷った作品だ。 映画を選ぶのに重要な「気分」 映画を選ぶ時は「その日の気分」もワタクシにとっては重要…

これは抜群の面白さ!「キラー・スナイパー」

「キラー・スナイパー」を見た。これは抜群に面白かった。 このジャケットにある通り、原題は「Killer Joe」だ。 あの「エクソシスト」や「フレンチコネクション」のウィリアム・フリードキン監督の 作品だ。 ありえない 「キラー・スナイパー」は70歳越えの…

バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生

「バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生」を見た。 ザック・スナイダー監督による作品である。「マン・オブ・スティール」がワタクシ的には散々な出来だったので、イヤな予感はしていたが、どうやらその予感は正しかったようだ。好きな人は好きだ…

「X-ミッション」を見て感じた撮り方とCGのこと

「X-ミッション」を見た。 「CGを使わずに、世界屈指のトップアスリートがスタントを行っている」という触れ込みの映画である。 その言葉の通り、凄まじく恐ろしいところをバイクで走ったり、信じられないような急斜面をスノボで滑っていったり、とんでもな…

「こういう映画はちょっと・・・」今回はワタクシが苦手な映画について書いてみる

このブログは、基本的にワタクシの好きな映画を書いている。非常に偏ったチョイスではあるが、どれもオススメの映画である。 そんなスタンスなので、ワタクシ的に「う~ん・・・」という映画だったり、「こりゃ厳しいなあ」という映画は取り上げていない。 …

謎の生物ものの難しさと「ダスク・オブ・ザ・デッド」

ワタクシは、できるだけ前情報を入れずに映画を選んでいるが、見るのを迷うタイプの映画がある。 それは、謎の生物ものの映画だ。これは非常に難しいところだ。 謎の生物ものをどう見せるか 謎の生物ものは出来のいいものとそうでないものの差が激しい。つく…

住信SBIネット銀行、他行への振込み無料ということを今さら知った

ワタクシはネット銀行口座を複数持っているが、詳しい仕様を知らないものがほとんどである。とりあえず入金や引き出し、振込ができればいいぐらいの感覚である。 そんなワタクシだが、今ごろになって住信SBIネット銀行は他行への振込み無料ということを知っ…

「SUSHI TYPHOON」の映画が面白すぎる。エイリアンVSニンジャ、極道兵器、ヘルドライバーなど名作ぞろい

今回は「SUSHI TYPHOON」をとりあげてみよう。まずはこの動画を見てほしい。 「SUSHI TYPHOON まつり」予告編 尋常でないパワーを感じていただけるだろうか。 SUSHI TYPHOONとは 「SUSHI TYPHOON(スシタイフーン)」は、今年になってゲーム業界への参入を発…

「何がジェーンに起ったか?」これは最高にすごい映画だ

「何がジェーンに起ったか?」を見た。これは最高にすごい映画だった。大傑作だ。 パッケージを見て仰天する人もいるだろう。右上になにやら普通ではなさそうな人がいるが、これがジェーンである。それはもうひどい顔であるが、この写真はまだマシなほうだと…

レインマンの監督による寄生虫映画「ザ・ベイ」

「ザ・ベイ」を見た。 ある町で発生した正体不明の寄生虫が猛威を振るう様子をまとめた映画だ。POV映画である。 POVとはPoint of viewの略で、簡単に言えば、ハンディカムとかで手持ちで撮っている風に見せる映画のことだ。ワタクシはこのPOVが大の苦手で、…

巨大チェーンソーとダブルチェーンソーでレザーフェイスに立ち向かう

「悪魔のいけにえ2」を見た。 そう、あのレザーフェイスで有名な「悪魔のいけにえ(1974)」の続編だ。 洋画の場合、続編で監督が変わって「しょんぼりな出来・・・」なんてことも多いが、これは違う。監督は、初代を作ったトビー・フーパー。そう、正当な…

今回は家モノ映画を。「ドリームハウス」と「ファニー・ゲームU.S.A」

「ドリームハウス」を見た。 パッケージからしてモロに「この家には、何かがある―」系の映画だが、実際に見てみると、パッケージから受ける印象とはずいぶん違う映画だ。 Dream House - Trailer ワタクシはこの映画を見終わった後、作中の数々のシーンがしば…

ダスティン・ホフマンとジョン・トラヴォルタが競演「マッド・シティ」

「マッド・シティ」を見た。 これは非常に痛烈な作品だ。メディアや人間の本質を見事なまでに描いている。 こうしたテーマの場合、やたら重々しい雰囲気になったり厳かになったりしがちだが、このマッド・シティは軽妙なタッチですすんでいく。そう、大変に…

これは不穏だ。ウィリアム・フリードキン監督「BUG/バグ」

「BUG/バグ」を見た。 パッケージから分かるとおり、ちっともまともではない映画だ。パッケージも不穏だが、本編も初っ端からなにやら普通ではない雰囲気が漂っている作品だ。 あの「エクソシスト」のウィリアム・フリードキン監督の作品である この映画は、…

伝説のタスマニアタイガーを追え!ウィレム・デフォーの「ハンター」

ハンター(2011)を見た。1936年に絶滅したとされるタスマニアタイガーを追うハンターの物語だ。UMA(未確認生物)や絶滅動物好きにはたまらない設定だ。 タスマニアの大自然の中、伝説を追うのが軸になるのだが、こうしたUMAや絶滅動物モノの場合、伝説への…

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